お腹にラップ巻きダイエット!脂肪燃焼の効果で腹回りは痩せる?

「ラップ巻きで、お腹痩せ!」

こんなダイエット方法を、あなたはご存知ですか?

確かに、お腹にラップを巻くと保温効果により汗が出ます。

さて、これは腹回りの脂肪が燃えているという事なのでしょうか?

もしそうであれば、とても簡単に痩せる事が出来ます。

そこで今回は、ラップ巻きダイエットの効果について考えてみましょう。

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【目次】

(1)お腹にラップ巻きダイエット!脂肪燃焼の効果はあるのか?

  • 氾濫するダイエット情報
  • ラップ巻きで脂肪は燃えるのか?
  • 運動中の発汗と脂肪燃焼の関係とは?
  • 発汗にも2通りある
  • ボクサーがサウナスーツを着て減量を行う理由とは?

(2)お腹にラップ巻きで保温効果!そのメリットは?

  • ラップ巻きのメリットは何?
  • 部分的にラップを巻いて、どうなる?
  • もし、全身にラップを巻いて運動を行うと…

(3)ラップ巻きで腹回りを圧迫!ダイエット効果は?

  • ラップで身体を圧迫すると、どんな効果が?
  • ラップの圧迫効果で腹回りが細くなる?

まとめ

(1)お腹にラップ巻きダイエット!脂肪燃焼の効果はあるのか?

氾濫するダイエット情報

効果があるか無いかは別にして、巷には実に様々なダイエット情報が氾濫しています。

その中で、あなたはどんなダイエット方法が気になりますか?

きっと楽で簡単な方法であるほど興味をそそられる筈です。

あなたに限らずほとんどの人たちが、出来る事なら疲れる運動や面倒な食事の管理をせずに痩せたいと思っています。

ですから簡単に痩せる方法があると言われると、つい試したくなるものです。

ラップ巻きで脂肪は燃えるのか?

例えばラップ巻きダイエットなどはその1つです。

もし、お腹にラップを巻くだけで部分的に痩せられるとしたら、それは非常に簡単なダイエット方法になります。

お腹の他にも二の腕、太股、お尻などは贅肉が気になる部分です。

ですからラップ巻きダイエットに痩せる効果があるとすれば、誰でも体型を自由に変える事が可能になります。

ではラップを身体に巻く事で、実際にはどんな効果があるのでしょうか?

まず考えられるのが、身体の熱を外から閉じ込める訳ですから、何よりも保温効果があり発汗を促します。

しかし発汗したからといって脂肪が燃焼する訳ではありません。

なぜなら、発汗は体温調整のための生理的な反応だからです。

体温が上昇すれば汗をかくことで気化熱が発生し、そして熱が奪われて体温が下がります。

これは脂肪の燃焼とは何の関係もありません。

ですからお腹にラップを巻いたからといって、そこが部分的に痩せる訳ではありません。

よく発汗イコール脂肪燃焼と勘違いされがちですから、まずそこは理解しておきましょう。

もちろん、運動中は発汗と脂肪の燃焼が同時に起こっていますが、この場合は保温による発汗とは意味合いが違います。

運動中の発汗と脂肪燃焼の関係とは?

ではここで、運動中の脂肪燃焼の仕組みについて簡単に説明しておきましょう。

体脂肪が燃焼するまでには次の様な過程があります。

  1. 運動により心拍数の増加、血流の促進、体温の上昇が起こる。
  2. 体温上昇に伴って脂肪分解酵素のリパーゼが活性化する。
  3. リパーゼが体脂肪を脂肪酸に分解する。
  4. 脂肪酸が血中に溶け出して全身に運ばれる。
  5. カロリー消費に伴い脂肪酸が燃焼してエネルギーに変わる。

これが脂肪燃焼の流れですが、運動による発汗はラップの保温効果による発汗とは違い、身体内部の発熱によるオーバーヒートを防ぐためのものです。

そして脳が発熱を感知すると、体内では脂肪燃焼の準備が始まる訳です。

発汗にも2通りある

つまり運動を伴わない発汗は単に体温調整を行うものですが、運動による発汗は熱の発生を受けた脂肪の燃焼を伴うという事になります。

例えば次の場合は体温上昇に伴って発汗は起こりますが、運動による発熱を伴わないので脂肪燃焼の効果は期待出来ません。

「入浴」「サウナ」「岩盤浴」「日光浴」

つまり身体を外から温めても脂肪は燃えませんが、身体の内側から発熱をすると脂肪が燃えるという事です。

こうした意味合いから考えると、ラップを身体に巻く事で得られる効果というのは保温による体温上昇の促進という事になります。

ボクサーがサウナスーツで減量を行う理由とは?

ラップ巻きダイエットはボクサーがサウナスーツを着て減量を行うのとよく似ています。

しかしボクサーはそれで脂肪を落としている訳ではありません。

ボクサーは試合前になると食事制限とハードな練習で既にギリギリまで体脂肪を減らしています。

しかし体重オーバーで計量にパス出来ない場合、あとは身体の水分を絞り出すしかない訳です。

そこでサウナスーツを着て体温を高め、そして発汗を促して体重を落としているのです。

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(2)お腹にラップ巻きで保温効果!そのメリットは?

ラップを身体に巻いても脂肪が燃焼する訳ではありません。

では、ラップ巻きには何らの効果も無いのでしょうか?

ラップ巻きのメリットは何?

少なくともラップは密閉度が高いので全身に巻いた場合は保温効果に優れていると思います。

ただし密閉度が高いという事は身体から発せられた蒸気の逃げ場がありませんから、ラップを巻いた部分が蒸れてしまう可能性があります。

ですから長時間のラップ巻きは避けるべきでしょう。

そうしたデメリットを考えると、発汗が目的であれば手間をかけてラップを巻かなくてもサウナスーツを着れば効果は同じです。

部分的にラップを巻いて、どうなる?

例えば部分的に、お腹にラップを巻いた場合はどうでしょうか?

一見すると、腹回りの温度が著しく上昇する様にも思えます。

しかし血液が全身を循環している事を踏まえれば、お腹の部分的な温度上昇はごく僅かだと考えられます。

つまりラップの保温効果によって温まるのは腹回りの皮膚表面でしかありません。

そして熱を含んだ血液は常に循環していますから、基本的に全身の温度差は著しく大きくならない筈です。

ですから保温が目的であれば、部分巻きより全身巻きの方が効果的だという事になります。

もし、全身にラップを巻いて運動を行うと…

例えば体温上昇を促すのが目的で全身にラップを巻いてジョギングを行ったとしましょう。

この場合は運動による発熱とラップの保温効果によって体温はどんどん上昇し、脂肪の燃焼準備を早める事は可能かもしれません。

ただし体温が上がれば上がるほど脂肪もたくさん燃焼するかというと、そういう訳ではありません。

なぜなら体温がある一定以上に上昇してしまうと、脂肪分解酵素のリパーゼの働きが逆に低下してしまうからです。

リパーゼが最も活性化するのは、運動によって体温が0,5~1度上昇した時だと言われています。

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(3)ラップ巻きで腹回りを圧迫!ダイエット効果は?

ラップ巻きは身体の保温に加えてもう一つの効果があります。

それは身体の圧迫です。

ラップで身体を圧迫すると、どんな効果が?

例えばプールに入ると血行促進の効果があると言われています。

それは水圧によって血管が圧迫されて中の血液が押し流されるからです。

ですから水泳は体液の滞りが原因の、むくみを解消する効果が期待できる訳です。

参考記事はコチラ⇒これが腹回りの脂肪を落とす水泳の2大効果です!簡単に痩せる秘密

同じ様にラップをお腹に巻いて圧迫した場合はどうでしょうか?

もちろん水圧を受けた時と同様に血管は圧迫されますが、ラップの場合は継続的に身体を圧迫します。

ですから結果的には締め付け状態により血流が悪くなるかもしれません。

そうした意味で、ラップによる長時間の締め付けは余りお勧めとは言えません。

ラップの圧迫効果で腹回りが細くなる?

仮にお腹に長時間ラップを巻いたとすれば、一時的にウエストは細くなるでしょう。

もちろんダイエット効果で細くなる訳ではありません。

皮膚には弾力がありますから、ラップで締め付ければ当然の事ながら皮膚は圧縮されます。

そして、時間が経てば圧縮された皮膚は元に戻ります。

もし弛んだお腹を強制的に締め付けて体型を良く見せるのなら、普通にサポーターを着用した方が蒸れる心配もありません。

以上の事から分かる通り、ラップ巻きでダイエット効果は得られないという事になります。

根本的に、いかなるダイエットを行っても部分痩せは不可能なのです。

なぜなら皮下脂肪というのは、基本的に身体の末端から中心部に向かって順番に落ちていく生理的な傾向があるからです。

脂肪を落とすなら、基本的には適度な運動と食事の管理が必要です。

まとめ

(1)ラップ巻きには脂肪を燃やして痩せるダイエット効果はありません。

(2)ラップ巻きの効果。

  • 保温効果→発汗を促す
  • 締め付け効果→巻いた部分を一時的に細くする

いかがでしょうか。ラップ巻きにはダイエットの効果は無く、その他にも特にメリットは考えられません。

ラップ巻きダイエットに限らず、巷には効果が疑わしいダイエット情報が溢れています。

ごく当然の事かもしれませんが、ダイエットの基本は食事の管理と適度な運動です。

おすすめ記事はコチラ⇒皮下脂肪を減らす運動と食事!成功するダイエット期間の定め方

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