加齢と共に増加する皮下脂肪は何よりも体型を崩します。
特に手強いお腹の肉を落とすなら、徹底した生活管理が必要です。
飽食の時代を生きる現代人の肥満の大きな原因は、やはり食べ過ぎにあると言えるでしょう。
ですから食事を改善する事で、運動なしでも皮下脂肪をそれなりに減らす事は可能です。
そこで今回は、運動なしでお腹の肉を落とす食事について話します。
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【目次】
(1)運動なしでお腹の肉を落とす食事!糖質制限で皮下脂肪を減らす
- 糖質とは何か?
- 余分な糖質は体脂肪になる
- 皮下脂肪を増やさない食事の方法とは?
- 糖質を使い切ると皮下脂肪が燃える
(2)運動なしで皮下脂肪を減らす食事!主食はタンパク質が理想
- タンパク質は最適なダイエット食材
- タンパク質を食べると消費カロリーが発生
(3)お腹の肉を落とす食事!脂肪の減らし過ぎに注意
- 脂肪はダイエットの大敵ではない
- 皮下脂肪が増えやすい食事の組み合わせとは?
(4)お腹の肉を落とすなら水をたくさん飲む
- 脂肪燃焼には水が必要不可欠
- 水を飲むタイミング
まとめ
(1)運動なしでお腹の肉を落とす食事!糖質制限で皮下脂肪を減らす
糖質とは何か?
最近、何かと糖質という言葉を耳にしませんか?
糖質オフ、糖質カット、糖質制限ダイエット…
この糖質とは一体何なのでしょうか?
それは、脂質、タンパク質に並ぶ三大栄養素の1つで、簡単に言うと身体のエネルギー源です。
糖質を含む食べ物といえば、まず頭に浮かぶのは糖分の多い甘い物ではないでしょうか。
しかし、それだけではなく御飯、麺類、パンなどの主食と呼ばれる炭水化物にも糖質はたくさん含まれています。
余分な糖質は体脂肪になる
では糖質を摂取すると身体の中で何が起こるのか?
糖質は消化吸収されると血糖となって血中を漂います。
いわゆる血糖値が上がるというのはこの事です。
血糖値が上がると脳は血糖値を下げるように命令を下します。
すると膵臓からインスリンが分泌されます。
血糖はインスリンの働きによって肝臓や筋肉に運ばれ、糖質エネルギーとして蓄えらます。
この糖質エネルギーの備蓄タンクは、肝臓と筋肉を合わせても1500キロカロリー程度です。
コンビニサイズのおにぎりなら約9個分のエネルギーです。
そして、食べ過ぎによって糖質のエネルギータンクに入り切らなかった血糖は肝臓で中性脂肪に作り変えられ、そして予備のエネルギーとして皮下脂肪になります。
これが太る仕組みです。
ちなみにコンビニサイズのおにぎり1個分の余分なカロリーが1日毎に皮下脂肪に変わっているとします。
すると半年後には約4kgの皮下脂肪が増える計算になります。
皮下脂肪を増やさない食事の方法とは?
そこで、食事の方法を工夫すれば皮下脂肪の増加を抑える事ができます。
先ほど説明したように、糖質のエネルギータンクの満タン量は1500キロカロリー程度です。
ですから糖質がタンクの中で目減りした分だけをその都度補ってやれば、タンクから溢れた糖質がお腹の肉に変わる事はありません。
つまり1日の摂取カロリーが同じでも、食事の回数をこまめに増やした方が太りにくいという事になります。
何よりも、一度にたくさんの糖質をドカ食いするのが肥満の大きな原因なのです。
糖質を使い切ると皮下脂肪が燃える
さて、皮下脂肪の増加を抑えるだけでなく、余分なお腹の肉を落とすなら糖質の摂取を出来るだけ控えてみましょう。
それが、今よく流行っている糖質(炭水化物)制限ダイエットです。
※参考記事はコチラ⇒炭水化物ダイエットで、お腹回りが痩せる!酵母の力で糖質分解
糖質は優先的に使われるエネルギーで、脂肪は予備のエネルギーです。
ですから皮下脂肪を燃やす為には、まず糖質を使い切る必要があります。
そこで食事から糖質を減らしてエネルギー不足の状態にすれば、今度は脂肪が燃焼してエネルギーを生産します。
この状態であれば、運動なしでも日常的なカロリー消費でお腹の肉を落とす事は可能です。
ただし糖質を減らすと食欲が満たされないストレスが生じます。
また糖質を減らす事で必要なカロリー自体が不足してしまうと、皮下脂肪が落ちるのではなく筋肉が痩せ細ってしまう場合があります。
では、糖質を減らした分は何を食べてカロリーを補えば良いのでしょうか?
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(2)運動なしで皮下脂肪を減らす食事!主食はタンパク質が理想
タンパク質は最適なダイエット食材
糖質制限をする場合は、必要なカロリーが不足しないようにタンパク質をしっかりと食べると良いでしょう。
実はタンパク質というのは非常に太りにくいので、ダイエットには最適な栄養源となるのです。
役割としては、筋肉、皮膚、内臓、髪の毛など身体の大部分を作る材料になります。
タンパク質を多く含む食べ物は、肉、魚、卵、大豆製品などです。
但し、脂身の多い肉や魚は脂肪分の摂取も同時に増やしますから、食事のレシピは工夫が必要です。
ちなみにスタイルの良いモデルさんの多くは、主食の炭水化物を控えめにしてタンパク質が中心の食事をしているそうです。
タンパク質を食べると消費カロリーが発生
更に、タンパク質を食べる事によって消費カロリーが増加します。
まるで運動なしで食べて痩せられるという様にも聞こえるでしょう。
これは食事誘導性熱産生といって、食事をすると消化吸収に伴ってエネルギーが必要になるのでカロリーが消費されるという事です。
最もカロリー消費の多い栄養素がタンパク質で、摂取したカロリーの約30%が消費されると言われています。
例えば100キロカロリーのタンパク質を摂取した場合、その30%に当たる30キロカロリーが消費されるという事です。
こうした食事による消費カロリーの割合は糖質が5%、脂質が4%と言われています。
ですからタンパク質を摂取する事でいかに多くのカロリーが消費されるかが分かります。
つまりタンパク質は、運動なしでも食べながら皮下脂肪の増加を抑える栄養素にもなる訳です。
ですから食事でお腹の肉を落とすなら、主食は炭水化物という常識を捨て、タンパク質を主食にすれば良いという事になります。
(3)お腹の肉を落とす食事!脂肪の減らし過ぎに注意
脂肪はダイエットの大敵ではない
さて、次は脂肪の話をしておきましょう。
脂肪は何かと太るというイメージが強いものです。
ですからお腹の肉を落とすなら、脂肪は食事から出来るだけ減らした方が良いと思っている人も多いでしょう。
しかし脂肪はエネルギーを生産する以外にも次のような大切な役割があります。
- ホルモン、細胞膜、脳の神経組織の材料になる。
- ビタミンの吸収力を上げる。
- 皮膚などの潤いを保ち軟らかな身体を維持する。
- 身体の機能を調整する。
いかがでしょうか。脂肪には意外と大切な役割がありますから、不足気味の人はむしろ食事に加えた方が良いでしょう。
目安としては1日に50gは必要と言われています。
皮下脂肪が増えやすい食事の組み合わせとは?
ただし脂肪は糖質と一緒に摂取すると最も皮下脂肪になりやすいので、食べるタイミングには気を付けて下さい。
なぜなら、糖質を摂取した時に分泌されるインスリンは、栄養の備蓄モードのスイッチを入れる働きがあるからです。
ですから糖質と脂肪を同時に摂取すると、脂肪分はそのまま体脂肪に変わりやすくなる訳です。
例えば、糖質と脂肪分をたっぷりと含んだケーキを食べると皮下脂肪が溜まりやすくなるのはその為です。
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(4)お腹の肉を落とすなら水をたくさん飲む
身体に余分な皮下脂肪が無くスタイルの良いモデルさんは、1日に2リットル近くの水を飲むそうです。
これが、お腹の肉を落とす1つの方法であるらしいのですが、水をたくさん飲むと太りにくくなるのは何故でしょうか?
脂肪燃焼には水が必要不可欠
それは脂肪燃焼などの代謝活動が行われる際には水分が必要だからです。
つまり体内物質の科学的な変化は必ず水分を介して行われるのです。
体脂肪の燃焼について言うと、まず固形の脂肪が血中に溶け出すには水分が必要です。
そして溶けた脂肪が細胞に取り込まれて燃焼するのにも水分が必要です。
更に脂肪の燃えカスが尿として体外に排出されるのにも水分が必要なのです。
ですから水をたくさん飲む事により、こうした脂肪燃焼の一連の流れがスムーズに行われる訳です。
すると、運動なしでも日常的な皮下脂肪の燃焼効果が高まります。
水を飲むタイミング
水を飲むタイミングとしては先ず起床後です。
代謝は睡眠中も行われていて水分が使われていますから、起床後は水分が不足しています。
ですから起床後は多めに水分を補給すると良いでしょう。
また、食事の前に飲むと食欲が抑えられるので食べ過ぎの予防にもなります。
ただし食事の最中に水をたくさん飲むと胃液が薄まって消化不良を起こす可能性があります。
あとはこまめに補給して下さい。
まとめ
(1)現代人の肥満の大きな原因は、糖分や炭水化物に含まれる糖質の過剰摂取にあります。
(2)お腹の肉を落とすなら、1回の食事の量を減らして回数を増やしましょう。
(3)運動なしで皮下脂肪を落とすなら、高タンパク低糖質な食事が効果的です。
(4)水をたくさん飲むと代謝がスムーズに行われ、運動なしでも日常的な皮下脂肪の燃焼効果が高まります。
いかがでしょうか。運動なしで食事を改善するだけでも、お腹の肉を落とす効果は高まります。
同じカロリーを摂取するにしても、タンパク質は糖質に比べて非常に太りにくい栄養素です。
つまり、タンパク質は最適なダイエット食材になる訳です。
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