メタボ基準に異議アリ!なぜウエストを測り身長は考慮しないのか

本気で痩せたい方

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「ウエスト男性85cm、女性90cm以上」

 

これはメタボ診断のウエスト基準ですが、これって何かおかしいと思いませんか?

 

人間には元々の身長差があって、身長が高くなれば基本的にウエストも大きくなります。

 

ところが、身長を考慮しないメタボのウエスト基準値には疑問の声が多数上がっています。

 

そこで今回は、メタボ基準値の正当性について考えてみましょう。

 

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【目次】

(1)なぜ、メタボは身長に関係なくウエストの基準で診断されるのか?

  • 皮下脂肪はメタボと関係ありません
  • これがメタボ基準値の根拠らしい

(2)そんなに危険?ウエストがメタボの基準値を超えると…

  • メタボ診断は義務化されている!?
  • 内臓脂肪が増えると…
  • 子供のメタボが急増中!

(3)ウエストと身長で測る子供のメタボ基準とは?

  • 子供のメタボ基準が登場
  • 「ウエスト・身長比」について

(4)男性の8割がメタボの疑いアリ!?身長を考慮しないウエスト基準の裏には…

  • なんと、中高年男性の約8割がメタボ!?
  • メタボは意図的に仕組まれた巨大市場なのか?

(5)「ウエスト・身長比」を基準にメタボ対策をしよう

  • 糖質はメタボの大敵
  • 筋トレで基礎代謝がアップ

まとめ

(1)なぜ、メタボは身長に関係なくウエストの基準で診断されるのか?

 

皮下脂肪はメタボと関係ありません

 

まず、メタボ=肥満と思われがちですが、実はそうではありません。

 

体脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪の二つがありますが、メタボはあくまでも内臓脂肪が増加した状態です。

 

ですから、メタボは内臓脂肪型肥満とも呼ばれており、その体型はポッコリお腹が特徴です。

 

これに対して一般的に言われる肥満というのは、皮下脂肪と内臓脂肪を合わせた体脂肪の増加により、

 

体重が平均よりも重くなっている状態です。

 

ちなみに、肥満を診断する計算式は次の通りです。

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BMI(体格指数)=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

 

この数値が22の場合は標準で、25以上で肥満と見なされています。

 

これがメタボ基準値の根拠らしい

 

さて、成人におけるメタボの診断基準は次の通りです。

 

「ウエスト(おへそ回り)が男性で85cm以上、女性で90cm以上の状態で、

 

高血圧、高血糖、脂質異常のうちの2つの症状に該当する場合」にメタボと診断されます。

 

では、このメタボのウエスト基準値は何が根拠になっているのでしょうか?

 

それについては次の様な理由があるそうです。

 

まず、内臓脂肪の面積が内臓を輪切りにした状態で100平方センチメートルを超えた時、

 

高血圧、高血糖、脂質異常の合併率が高くなる事が分かっています。

 

そこで、内臓脂肪の面積を正確に測定するためには、身体を輪切りにしたレントゲン検査、

 

いわゆるCT検査が最も適しています。

 

しかし、メタボ検診を簡単に行うという点においてCT検査は適していません。

 

そこで、ウエストのサイズに診断の基準を設けて検査を簡素化しようという事になりました。

 

そして、男性85cm、女性で90cmというウエストのサイズが、

 

目安としてメタボの合併率が高くなる内臓脂肪の面積、即ち100平方センチメートルに相当するらしいのです。

 

これが、メタボ基準をウエストの数値で判断し、身長は考慮されないという理由です。

 

そうは言っても身長が高くて体格の大きな人は、元々の内臓脂肪の面積も大きい筈なのですが…

 

さて、あなたは納得が出来ますか?

 

やはり、身長という体格差が考慮されないのは何かおかしな気もします。

 

ですから、メタボ基準値はあくまでも一つの目安と考えればいいかもしれません。

 

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(2)そんなに危険?ウエストがメタボの基準値を超えると…

メタボ診断は義務化されている!?

 

メタボという言葉は世間でもすっかり定着していますが、

 

そもそもは、2008年の4月からメタボ検診がスタートしたのが事の発端です。

 

メタボ検診とは、40歳~74歳を対象に義務化されたメタボに特化した健康診断です。

 

但し、義務化と言っても検診を受けなかったからといって特に罰則はありません。

 

内臓脂肪が増えると…

 

では、何故メタボ検診がそこまで重要視されているのか?

 

それは、内臓脂肪の増加は高血圧、高血糖、脂質異常を引き起こす場合があり、

 

その結果、生活習慣病を発症する可能性があるからです。

 

内臓脂肪が増加すると、アディポネクチンと呼ばれる超善玉ホルモンが減少する事が分かっています。

 

アディポネクチンは高血圧や高血糖を予防するので、減少すると生活習慣病のリスクが高まります。

参考記事これが、メタボを撃退するアディポネクチンの絶大な効果です!

 

子供のメタボが増加中!

 

そして、今やメタボは成人だけの問題ではありません。

 

メタボ検診が始まってから暫くが経ちますが、その間に子供のメタボが問題視されるようになったのです。

 

そうした中で、子供のメタボ基準が設置されました。

 

しかも成人の基準とは違い、身長による体格差を考慮した新たな数値が取り入れられています。

(3)ウエストと身長で測る子供のメタボ基準とは?

子供のメタボ基準が登場

 

子供のメタボ基準は次の通りで、成人の場合とは少し内容が異なります。

 

「男女共にウエスト(おへそ回り)が中学生で80cm以上、小学生なら75cm以上、もしくはウエスト・身長比が0,5以上の場合で、

 

高血圧、高血糖、脂質異常のうちの2つの症状が認められた場合」にメタボと診断されます。

 

注目すべき点は、成人のメタボ基準では見られない「ウエスト・身長比」です。

 

「ウエスト・身長比」について

 

その計算方法は以下の通りです。

↓   ↓   ↓

「ウエスト・身長比」→ウエスト(cm)÷身長(cm)

 

あるデータ分析によると、「BMI(体格指数)」「メタボ基準」「ウエスト・身長比」の中で、

 

メタボの予測が最も優れていたのは「ウエスト・身長比」であったという結果が出ています。

 

ですから、「BMI」や「メタボ基準」では正常と見なされた場合でも、「ウエスト・身長比」なら正常ではなく、

 

実際に検査をしてみるとメタボの症状が確認されたという場合も出てくる訳です。

 

早い話が「BMI」や「メタボ基準」による判断の誤差を、「ウエスト・身長比」が埋め合わせてくれるという事です。

 

こうした点で、「ウエスト・身長比」はメタボの有力な診断材料であるとされています。

 

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(4)男性の8割がメタボの疑いアリ!?身長を考慮しないウエスト基準の裏には…

そもそも、メタボのウエスト基準については発足当時から、「身長を考慮しないのはおかしい」

 

といった専門家の指摘もあったのですが、その基準は今もなお変わっていません。(2017年4月現在)

 

ちなみに、メタボ検診の対象年齢である40歳~74歳についてのウエスト平均値は次の通りです。(資料提供:経済産業省)

 

 

なんと、中高年男性の約8割がメタボ!?

 

ご覧の通り、男性の約8割のウエスト平均値は、ほぼ横ばいの状態で85cmを超えています。

 

一方で、女性の場合は70cmから80cmにかけて緩やかに上昇しています。

 

つまり、中高年の男性の約8割がメタボの疑いアリという事になる訳です。

 

この様に、中高年男性のウエストの平均値がメタボ基準値の85cmとほぼ一致している事に関しては、次の様な意見もあります。

 

  • 「健全な人を病人に仕立て上げている」
  • 「メタボの診療費だけで5兆円の増加になる」
  • 「基準値は病院や製薬会社が利益を上げる為に意図的に仕組まれている」
  • 「国民のウエスト平均値の報告が厚生労働省ではなく経済産業省であるのは何故だ」

 

こうした意見は、メタボ対策を推奨する事で国民医療費を削減しようという国の大義名分に疑問を投げかける内容です。

参考記事は医療費はどうなる?厚生労働省がメタボ検診を奨励する理由

 

メタボは意図的に仕組まれた巨大市場なのか?

 

確かに、世の中は本音と建て前で成り立っていますから、

 

国を挙げてのメタボ対策が意味する所はどちらとも解釈できる訳です。

 

医療費は現時点で約40兆円に膨らんでいますから、医療現場というのは非常に大きな市場でもあります。

 

ですから、メタボに限らず医療機関が示す基準値というのは、業界における経済効果に大きな影響を与えます。

 

例えば、病院では「血圧を下げましょう」「血糖値を下げましょう」などと言って基準値を超えた患者に薬を勧めます。

 

そして、薬を飲む人が増えれば増えるほど病院も製薬会社も潤いますし、

 

仮に基準値を下げてしまえば、新たな患者を取り込む事も可能になる訳です。

 

まあ、こうして考えて行くと様々な憶測が浮かんで来る訳ですが、その真偽については何とも言いようがありません。

 

メタボを商業利用している事実は無いとも言えないし、あるとも言えない…

 

その辺は微妙な所なので、当事者しか知り得ない話になってきます。

 

ですから、メタボの基準に関してはあくまでも目安と見なし、

 

もしお腹が出てくれば、病院に頼らずに自分で内臓脂肪を減らせば良いのです。

 

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(5)「ウエスト・身長比」を基準にメタボ対策をしよう

内臓脂肪の増加は、身体に悪影響を与えると言われています。

 

だからと言って、メタボが直ぐさま病気を引き起こすという訳ではありません。

 

ですから、定期的に「ウエスト・身長比」でセルフチェックを行い、

 

数値が異常に近ければ、自分でメタボ対策を始めて数値を正常に戻しましょう。

 

内臓脂肪は代謝が盛んなので、皮下脂肪に比べて付きやすく落ちやすいという性質があります。

 

ですから、正しい方法でメタボ対策を行えば効果的に内臓脂肪を落とす事ができます。

 

では、その方法について簡単に話しておきましょう。

 

糖質はメタボの大敵

 

糖質を摂り過ぎると体脂肪に変わるのはご存知でしょうか?

 

特に、現代人は糖質中毒の方が多いと言われています。

 

糖質は糖分の他にも主食と呼ばれるご飯、麺類、パンなどの炭水化物に多く含まれており、

 

食が進んだ時などには、つい食べ過ぎてカロリーオーバーになりがちす。

 

あなたも、糖質の食べ過ぎに心当たりはありませんか?

 

一方で、肉、魚、卵、大豆製品などに多く含まれるタンパク質は非常に太りにくい栄養素です。

 

ですから、内臓脂肪の増加を抑えるのであれば、高タンパク低糖質な食事がおすすめです。

 

筋トレで基礎代謝がアップ!

 

また、筋トレを行って筋肉を増やすと基礎代謝が上がりますから、

 

動かなくても寝ている間にもカロリー消費が増えるので脂肪燃焼体質になれる訳です。

 

ですから、メタボ解消の運動の基本は筋トレという事になります。

 

その上で、ウォーキングなどの有酸素運動を行うと脂肪の燃焼効率が上がります。

 

この2つの方法で、メタボのポッコリお腹は意外と簡単に凹んでくる筈です。

まとめ

(1)身長が考慮されないメタボのウエスト基準値は、検査を簡素化するという目的で定められた数値です。

(2)子供のメタボ基準には「ウエスト・身長比」が設けられていて身長も考慮されています。

(3)「ウエスト・身長比」はメタボを予測する上で、「BMI」や「メタボ基準値」よりも適正であるとされています。

(4)男性の場合、ウエストの平均値から見ると中高年の約8割がメタボの疑いアリとなります。

メタボの診断基準については様々な意見がありますが、ウエストのサイズに関しては必要以上に基準の数値にとらわれず、

あくまでも、目安として参考にすれば良いのではないかと思います。

また、メタボの予測については「ウエスト・身長比」の信頼度が高いとされているので、

その数値を基にセルフチェックを行ってみてはどうでしょうか。

 

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