医療費はどうなる?厚生労働省がメタボ検診を奨励する理由

※当サイトは、次のアフィリエイト広告を利用しています ①スポンサードリンクの表示があるもの⇒「グーグル広告」 ②商品の紹介画面に遷移する画像およびリンク⇒「ASP広告」  

健康保険料は高い!

そう思っている方も多いでしょう。

更に医療費の増加に伴って保険料が上がると、滞納が続いて差し押さえ勧告を通知される人もいます。

今のままでは近い将来には崩壊しかねない医療制度ですが、その解決の鍵はメタボ対策にあると言われています。

そして遂に厚生労働省が動き、医療の仕組みは大きく変わろうとしています。

スポンサードリンク


【目次】

(1)メタボを予防して医療費の増加を止める!遂に厚生労働省が改革に挑んだ

  • ①特定健康診断の導入
  • ②特定保健指導の実施
  • ③国民健康保険が都道府県の管理になる
  • ④医療改革に向けた提言

(2)厚生労働省の思惑通りに医療費は削減なるか?メタボ治療に見る現代医療の限界

(3)これで医療費を削減!メタボ対策の5つの方法

  • メタボ解消方法①:「低糖質高タンパクの食事」
  • メタボ解消方法②:「食事の回数を減らさない」
  • メタボ解消方法③:「筋肉を増やす」
  • メタボ解消方法④:「お酒は糖質カロリーゼロがお勧め」
  • メタボ解消方法⑤:「肝臓を休める」

まとめ

(1)メタボを予防して医療費の増加を止める!遂に厚生労働省が改革に挑んだ

かつて健康保険制度は国民の助け合いの下に成り立っていました。

それは全ての国民が強制加入によって毎月の保険料を国に納め、そのお金が怪我や病気をした人の医療費の負担を軽くするというものです。

それが医療費の自己負担が1割~3割の低額で済む理由なのですが、こうした制度が成り立つ為には保険料が医療費を賄える範囲内でバランスが保たれている事が前提です。

しかし、かかった国民医療費の方が国民から集めた保険料よりも増えてしまった場合は、その不足分を別の財源から用立てしなければなりません。

その不足分が増えれば増えるほど国の財源が厳しくなる訳です。

そして医療費は年々右肩上がりに増加し続けており、今や年間で40兆円に上ろうとしています。

仮にこのままのペースで毎年1兆円以上の増加を続けて行くと、2025年には60兆円を超えるだろうとも言われています。

ちなみに日本の国家予算が約95兆円と言われていますから、医療費にかかる割合が如何に莫大であるかが分かります。

こうした現状を踏まえた上で、厚生労働省は本格的に次のような対策に乗り出したのです。

①特定健康診断の導入

まず2008年の4月より40歳~74歳を対象に、全国の市町村で特定健康診断が導入されました。

これはいわゆるメタボ検診の事で、その検査内容はメタボに特化したものです。

メタボというのは正式にはメタボリックシンドロームと呼ばれ、内臓脂肪型肥満に加え、高血圧、高血糖、脂質異常のうちのいずれか2つに該当する状態です。

ではなぜ厚生労働省がメタボ検診を導入したかというと、メタボがあらゆる生活習慣病を引き起こす原因となっているからです。

しかも生活習慣病は国民医療費の約30%を占めています。

ですから、その原因でもあるメタボを早期に発見して病気の発症を抑える事が出来れば、医療費を大幅に削減できるという訳です。

厚生労働省の目的は、大きくそこの所にあったのです。

そこでメタボがなぜ生活習慣病の原因になるのかについて簡単に話しておきましょう。

メタボに特有の内臓脂肪は、脂質や糖質の取り過ぎによって余剰となったカロリーが内臓の周りに脂肪として蓄積した状態です。

更にメタボが進むと脂肪は肝臓にも溜まります。

これは脂肪肝と呼ばれます。

こうして増加した内臓脂肪からは中性脂肪悪玉コレステロールが漏れ出して血中に漂います。

すると血管に付着して血液の流れを悪くしたり、インスリンの働きを悪くして血糖値を下げにくくします。

また内臓脂肪が増えると、アディポネクチンと呼ばれる超善玉ホルモンの分泌が減少してしまいます。

こうした内臓脂肪の悪影響により、心筋梗塞、脳卒中、糖尿病などの生活習慣病が引き起こされるのです。

その結果として通院患者や入院患者の数が増え、医療費の増大につながってしまいます。

厚生労働省は何としてでも、これを食い止めたい訳です。

スポンサードリンク


②特定保健指導の実施

さて特定健康診断の結果、メタボと診断された人には特定保健指導が行われます。

それは医師、保健師、管理栄養士が生活習慣の改善を促し、メタボ対策をサポートするものです。

具体的には対面、電話、電子メールなどを使って行われ、原則1回のみの指導と3~6か月の継続的指導があります。

そのスタンスは一方的な指導というよりは、あくまでも支援という形で生活習慣を一緒に見直していくという立場をとっています。

メタボは生活習慣病の予備軍ですから、特に自覚症状もなく差し迫って危険であるという訳ではありません。

ですから、つい今までの生活習慣に流されがちです。

そこで保健指導者が如何にして動機付けを行い、成人病予備軍の生活習慣の改善を促すかが重要になってきます。

ちなみに厚生労働省の調査報告によると、メタボに関連するする医療費(高血圧、高血糖、脂質異常)について見た場合、特定保健指導を受けた人の医療費は受けなかった人よりも3割以上少なかったそうです。

また40歳~74歳について言うと、男性の2人に1人、女性の5人に1人がメタボ該当者、あるいはその予備軍であると言われています。

③国民健康保険が都道府県の管理になる

国民健康保険は国が運営している制度でありますが、高齢者の加入割合が高いという理由もあり赤字運営です。

健康保険制度においては、若くて健康な人が支払う高い保険料が病院通いをする不健康な高齢者の医療費を支えています。

しかし高齢者が増え若者が減り続けている中で、今の国民健康保険は制度自体が限界に近付いているのです。

そこで厚生労働省は平成30年に国民健康保険の管理を都道府県に移し、保険者努力支援制度を取り入れて医療を改革する方針を打ち出しました。

どういう事かというと、医療費を減らすために努力をした地方自治体には交付金を支給するというものです。

いわゆる成果主義に基づく体制です。

個人に当てはめて考えると、営業成績を上げればボーナスが支給されるのと同じですから、こうした仕組みは医療費の削減に向けて大きな効果が期待できるでしょう。

医療費を減らすにはメタボ検診の実施率を上げて生活習慣病の人数を減らしたり、価格の安いジェネリック医薬品を使うなどの方法があります。

厚生労働省はこうした地方自治体の取り組みを評価して、700億~800億円の財源から交付金を支給する予定です。

④医療改革に向けた提言

その他として次のような提言も出ています。

提言1:「後期高齢者の保険料を引き上げ」

75歳以上の高齢者の中には、優遇措置によって保険料が大幅に減額されている人が多数います。

厚生労働省は平等性の観点などから、この減額措置を廃止して保険料を引き上げる提言をしており、間もなく適用される見通しです。

提言2:「メタボ改善者は保険料を減額」

保険料は所得に応じて金額が決められており、収入が多いほど保険料も割高になります。

しかしメタボ検診を実施してメタボと診断された場合に、その結果を受けて生活習慣を見直し、メタボが改善できれば保険料を安くしようという提言が出ています。

こうした措置が実施される事により、積極的にメタボ改善に取り組もうとする動機付けにもなるでしょう。

提言3:「健康な人は保険料を安くする」

ある見方をすれば、保険は強制加入ですから病院に行かない人は払い損になる訳です。

その額は年間で数十万円になりますから大きな出費です。

もし健康であるほど保険料が減額になるとすれば、国民の健康意識は自ずと高まるに違いありません。

そして健康意識の高まりは、そのまま医療費の削減に結び付くのです。

スポンサードリンク


(2)厚生労働省の思惑通りに医療費は削減なるか?メタボ治療に見る現代医療の限界

医療は進歩している筈なのに、何故か病人の数は増え続ける一方です。

そこに矛盾を感じている方もいるかもしれません。

ですから現代医療そのものが変わらなければ医療費の減少は見込めないかもしれません。

そこで厚生労働省は医療制度のみならず、更に一歩進んだ医療改革にも踏み込んで行く必要があるでしょう。

ある人が、現代の医療事情をこんな風に上手く説明しています。

「現代の医療は一時的に病気の症状を抑え込む技術は進歩しているが、それでは病気の根本を治療した事にはならない」

そして又、こうも言っています。

「だからと言って現代医療の全てを否定する訳ではない。例えば救急救命医療の技術においては特に目覚ましい進歩が見られる」

確かにその通りかもしれません。

では、分かりやすい例として風邪を取り上げてみましょう。

私たちは風邪のウイルスに感染すると喉の痛み、鼻水、咳、発熱、食欲不振などの症状が現れます。

そこで多くの方は病院で薬をもらって服用しますが、その効力でウイルスが直接的に死滅する訳ではありません。

医療薬というのは、単に風邪の症状を抑え込むに過ぎないのです。

ですから薬を飲めば一時的に症状が鎮まり、一見すると風邪が治ったかのように思えます。

しかし、ウイルス自体が死滅した訳ではないので薬が切れると再び症状が悪化します。

ここで一つ知っておかなければならないのが、風邪の症状はウイルスを死滅させる為の身体の防衛反応であるという事です。

ですから強制的に薬で症状を抑えると逆に治りを遅めてしまう可能性がある訳です。

熱が出るのは熱によってウイルスが死滅するからです。

鼻水や咳はウイルスを身体の外に追い出そうとする症状です。

喉が痛くなるのは、ウイルスを死滅させるホルモンが分泌された時に起こる副作用です。

更に食欲不振になるのは、身体がウイルスと戦う活動に集中する為なのです。

食事をすると身体は消化、吸収に多くのエネルギーを要しますから、その状態ではウイルスとの戦いに十分な手が回らない訳です。

ですから風邪で寝込んだ時に食事でしっかりと栄養を摂るのは逆効果なのです。

せいぜい栄養ドリンクの補給に止めておくべきでしょう。

ちなみに野生動物はその事を本能的に分かっていて、病気になると食べ物を摂りません。

つまり風邪をひいたら「食うな、動くな、寝てろ」という事です。

結局のところ風邪を治すのは薬ではなく、身体に備わっている自然治癒力なのです。

勿論、どうしても薬を使って症状を抑えたい状況もありますから、必要最低限の使用はやむを得ないかもしれません。

少し長くなりましたが、こうした身体のメカニズムは全ての病気について言えることなのです。

ですからメタボになって血圧が上がったからといって、血圧を下げる薬を常用するのは如何なものでしょうか?

これでは高血圧の根本治療にはなりません。

それでも血圧を下げる薬に頼り続けますか?

またメタボになって血糖値が下がらないからといって、血糖の上昇を抑える薬を常用する事が高血糖の根本治療になりますか?

そしてガンに至ってはどうでしょうか?

現代医療におけるガン治療の主流は手術か放射線治療であると言えますが、そうした最先端と言われている筈の治療で実に多くの人が命を落としているのは何故でしょうか?

ある意識調査で医師を対象にしてこんなアンケートが実施されたそうです。

「仮にあなたがガンになった場合、今あなたが患者さんに施している治療と同じ治療を受けたいと思いますか?」

その結果、9割の医者が「NO」と答えたそうです。

これは一体、何を意味するのでしょうか?

少なくとも今や国民医療費が40兆円に上る医療の現場というのは、製薬業界も含めて大きな利権の絡む巨大市場である事は間違いありません。

ですから厚生労働省がそこに絡む既得権にメスを入れる事が出来るかどうかが今後の大きな課題となるでしょう。

はっきりと言ってしまえば、厚生労働省が中心となって病気の根本治療を目的とした代替医療を普及させるべきなのです。

これが医療費を削減する一番の方法と言えるでしょう。

スポンサードリンク


(3)これで医療費を削減!メタボ対策の5つの方法

メタボを解消するだけで身体の中では大変素晴らしい変化が起こります。

なぜなら内臓脂肪を減らすと超善玉ホルモンと呼ばれるアディポネクチンの分泌が高まるからです。

このアディポネクチンは他のどんな薬よりも遥かに素晴らしい効果をもたらす事が分かっています。

傷付いた血管の修復、血圧の安定化、血糖値の正常化、若返り…

その効果は絶大で計り知れません。

参考記事はコチラ⇒これが、メタボを撃退するアディポネクチンの絶大な効果です!

厚生労働省が奨励するメタボ対策は病院に行かなくても個人で出来る簡単な方法ばかりです。

多くの人がその方法を日常生活に取り入れるだけで医療費の増加が抑えられるでしょう。

では、その5つの方法をご紹介しておきます。

メタボ解消方法①:「低糖質高タンパクの食事」

主食と呼ばれるご飯、麺類、パンなどの炭水化物に多く含まれる糖質は身体のエネルギー源になりますが、食べ過ぎて余った分は体脂肪として蓄えられます。

一方で、タンパク質は余剰分が体外に排出されやすいので、たくさん食べても太りにくい栄養素です。

ですから同じ量を食べるなら、糖質よりもタンパク質を増やす事でメタボ予防になります。

タンパク質は肉、魚、卵、大豆製品などに多く含まれています。

メタボ解消方法②:「食事の回数を減らさない」

ダイエットの為に食事を抜く人もいますが、それはむしろ逆効果になります。

なぜなら、食事の回数が減らされると身体が飢餓への危機感を示し、出来るだけ脂肪を溜め込もうとするからです。

ですから同じ量を食べるなら食事の回数を増やす方が太りにくくなります。

スポンサードリンク


メタボ解消方法③:「筋肉を増やす」

運動にも色々とありますが、メタボ解消に効果的なのが筋トレで筋肉を増やす事です。

筋肉量を増やせば基礎代謝が上がりますから、動かなくても寝ている間にも消費カロリーが増加します。

つまり筋トレを行うと脂肪燃焼体質になり、メタボ解消の効果を高める事ができるのです。

メタボ解消方法④:「お酒は糖質カロリーゼロがお勧め」

ダイエット中にアルコールは禁物と思われがちですか、糖質を含まないものであれば飲み過ぎない限りは問題ありません。

糖質カロリーがゼロのお酒は焼酎、ウイスキー、ブランデー、糖質ゼロのビールなどです。

お酒を飲む人の場合は禁酒に耐えられずダイエットが長続きしない事がありますから、飲むお酒の種類を工夫すると良いでしょう。

メタボ解消方法⑤:「肝臓を休める」

肝臓が弱ると脂肪の処理能力が低下して身体に脂肪が溜まり易くなります。

食べ過ぎは肝臓に負担をかけますから腹八分目を心掛けましょう。

またお酒の飲み過ぎは特に肝臓を弱めますから、定期的に休肝日を設けて肝臓を休める事も大切です。

まとめ

いかがでしょうか。医療費は年々増え続けていますが、それを食い止めるのは私たち一人一人が健康意識を高める事です。

特に厚生労働省が推奨しているように、メタボ改善に取り組む事はあらゆる病気を予防する手段になります。

内臓脂肪を減らせば超善玉ホルモンのアディポネクチンが増加します。

アディポネクチンの素晴らしい効果は、どんな医療薬よりも優れています。

さあ、あなたも今日から出来るメタボ対策を始めてみませんか?

おすすめ記事はコチラ⇒メタボなお腹回りをダイエットで解消!効果的な運動と食事の方法

スポンサードリンク


Visited 1 times, 1 visit(s) today

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です