かつて競技イメージの強かったロードバイクは、今では一般の人たちにも広く浸透しています。
通勤に利用したり、旅をしたり、お腹回りの余分な脂肪を落とすなど、その目的は人によって様々です。
一方で、ロードバイクの特性は様々な事故の危険性も秘めています。
そこで今回は、ロードバイクで事故を防止する安全な乗り方、あるいは痩せる効果について解説します。
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【目次】
(1)ロードバイクの魅力とは?
- ロードバイクは気分を高揚させる
- ロードバイクはエコな移動手段
(2)これが、ロードバイクの4つの特徴
- ①ドロップハンドル
- ②軽量フレーム
- ③細いタイヤ
- ④変速段数
(3)大事故の危険性あり!ロードバイクの注意点と安全な乗り方
- 自転車は軽車両です
- ロードバイクの危険性
(4)お腹回りの贅肉を落とす!ロードバイクの痩せる乗り方
- お腹回りの贅肉を落とす乗り方とは?
- ロードバイクで有酸素運動
- ロードバイクで筋トレ
まとめ
(1)ロードバイクの魅力とは?
ロードバイクは気分を高揚させる
一度でもロードバイクにまたがると、その魅力に引き込まれてしまう人は少なくないようです。
最大の魅力は、何と言っても軽快な走りにあるのではないでしょうか。
その走りの感覚は、普通の自転車とは比べ物にならないほど素晴らしいものです。
滑らかでスムーズな走りは、自分の身体とロードバイクとの間に一体感を生み出します。
またバイクにも劣らない流れるようなスピード感は、風に乗ってどこまでも走り抜けて行くような爽快で開放的な気分にさせてくれます。
この様に、ロードバイクに乗ると素晴らしい高揚感が生まれるのです。
ロードバイクはエコな移動手段
ロードバイクのもう一つの大きな魅力は、エコでありながら非常に有効な移動手段であるという事です。
移動の速さは原付バイクにも劣らず、その最大速度は時速80キロにも及ぶと言われています。
しかも、これだけの速度で走りながらガソリンを食って環境を汚すことはありません。
ですからロードバイクは非常に優れたエコな乗り物と言えるのではないでしょうか。
中には通勤に利用している方もいるようですが、それには非常に大きなメリットがあります。
まず車体の価格自体は通常の自転車よりも割高ですが、車やバイクとは違いガソリン代が不要です。
また、通勤しながらお腹回りのダイエット効果も得られますから、まさに一石二鳥です。
(2)これが、ロードバイクの4つの特徴
ロードバイクが普通の自転車と大きく異なる点は主に次の4つです。
①ドロップハンドル
まず、ハンドルはママチャリに比べて位置が低いドロップハンドルになっています。
しかもハンドルの両端はカーブを描いて伸びており独特の形をしています。
そして次の3か所に握り部分が設けられています。
- ブラケット部:ハンドルを握ったままブレーキや変速レバーの操作が出来る部分
- ハンドル上部:身体を起こしてリラックス姿勢を保つためのハンドルの上の部分
- ハンドル下部:スピードを出す時に深く前傾姿勢になるためのハンドルの下の部分
走行中は状況に応じて、この3か所でハンドルの握り位置を変えます。
②軽量フレーム
ロードバイクは走行のスピードをより速くする為に、車体には非常に軽い素材が使われています。
普通の自転車の場合、車体の重さは約20kg前後といったところです。
一方で軽量のアルミフレームを使用たロードバイクになると、その車体の重さは10kg代前半まで軽くなります。
更に高価なロードバイクになるとカーボン素材が使用されていて、その車体の重さは僅かに6kgを切るものもあるそうです。
③細いタイヤ
ロードバイクの走行スピードを速くする為のもう一つの特徴は細いタイヤです。
タイヤは細ければ細いほど地面から受ける摩擦抵抗が少なくなりますからスピードも出やすくなります。
細いタイヤになると2,3cmくらいになりますから、普通の自転車の約半分程度の太さという事になります。
④変速段数
変速ギアは他の自転車にも設けられていますが、ロードバイクはギアの数が多めになっています。
スタンダードなタイプであれば前部に2段、後部に7段です。
上級タイプになると後部に11段設けられている車種もあります。
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(3)大事故の危険性あり!ロードバイクの注意点と安全な乗り方
自転車は軽車両です
道路交通法上、ロードバイクは軽車両の扱いとなりますから基本的な交通ルールは自動車と同じです。
ですから車道を走る時は、交通ルールや標識をしっかりと頭に入れた安全な乗り方が大切です。
特にロードバイクの事故が起こりやすいのは交差点ですから、右折の場合は二段階右折を心掛けて事故を回避しましょう。
またロードバイクには自動車やバイクのようにウインカーがありませんから、左折や右折などの際は手信号で方向指示を出す必要があります。
手信号については警察署が発行している「ルールブック」などで詳細をご確認下さい。
なお、自転車の乗り方でNG行為は次の通りです。
- 右側走行
- 無灯火
- 傘さし運転
- ノーブレーキ
- 信号無視
- 飲酒運転
- 蛇行運転
- 携帯電話使用
ロードバイクの危険性
ロードバイクは優れた乗り物ですが、乗り方によっては危険性を高めます。
そこで、次の3つの点に注意しておきましょう。
①「スピードの出し過ぎ」
スピードが出過ぎていると、ちょっとした不注意が大事故を招きます。
例えば道路の僅かな段差であっても、そこにタイヤが乗り上げるとバランスを崩して転倒する可能性が高まります。
そしてパンクの大きな原因が、実はこうした段差の衝撃によるものなのです。
また傾斜の大きな下り坂のカーブでは勢い余って制御不能となり、転倒して身体が投げ出されると大事故につながります。
このように、ロードバイクに乗るとついスピードを出したくなりますから要注意です。
②「細いタイヤが溝にはまる」
ロードバイクはタイヤが細い為に、側溝にある網目状の蓋にタイヤが挟まってしまう事がよくあります。
これは普通の自転車では、まず起こる事ではありません。
場合によってはスッポリとはまってしまいますから注意しましょう。
③「スリップが起こりやすい」
ロードバイクのタイヤは細い上に、普通の自転車のような深い溝がありません。
ですから地面との摩擦抵抗が少ない分だけスリップ事故を起こしやすくなります。
平地の硬い直線の道路を走行する場合はスリップの危険性は低いですが、特にカーブではスリップ事故が起こりやすいので注意しましょう。
以上のように、ロードバイクは普通の自転車とは特性が違います。
それが大きな事故を生む危険性を高めますから、乗り方には注意が必要です。
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(4)お腹回りの贅肉を落とす!ロードバイクの痩せる乗り方
お腹回りの贅肉を落とす乗り方とは?
さて、ロードバイクでお腹回りはどれくらい痩せるのでしょうか?
そのダイエット効果は乗り方によって大きく変わってきます。
運動でお腹回りが痩せる効果を高めるには、有酸素運動で脂肪を燃やす、あるいは筋トレで筋肉を増やして基礎代謝を上げる2つの方法があります。
ただし有酸素運動だけを習慣的に行っていると省エネ体質になるので、脂肪の燃焼効率が落ちてお腹回りが痩せる効果は下がってきます。
一方の筋トレで筋肉を増やすと、基礎代謝が上がり脂肪の燃焼効率が良くなるので脂肪燃焼体質になります。
すると、お腹回りが痩せる効果がアップします。
ですから運動でダイエット効果を得るなら基本的には筋トレがメイン、有酸素運動はサブという形で取り入れるのが理想的です。
※参考記事はコチラ⇒なぜ、メタボ解消には有酸素運動より筋トレが有効なのか?
では、この2つの運動方法をロードバイクに当てはめてみましょう。
ロードバイクで有酸素運動
ロードバイクは基本的には有酸素運動です。
有酸素運動とは、十分な酸素を取り入れて脂肪を燃焼しながら行う強度の低い長時間の運動です。
ですから運動効果としては、ジョギング、エアロバイク、ルームランナーといった運動とほぼ同じという事になります。
ただロードバイクは走りやすい分だけ単位時間当たりに進む距離が長くなりますから、一見するとジョギングよりも運動量が多いように思えます。
しかし、運動が異なれば消費カロリーが同じでも進んだ距離は違ってきます。
ですから、お腹回りが痩せる効果は基本的に運動種目よりも運動時間が目安となります。
ロードバイクの乗り方としては、ハンドル上部あるいはブラケット部を握って楽な姿勢を保ちます。
そして傾斜の大きな坂道を避け、変速ギアは中程度の重さに設定しておくと良いでしょう。
なお脂肪の燃焼効率を高めるには、運動中の心拍数を最大心拍数の50~65%に維持すると良いとされています。
その心拍数ゾーンの計算方法は次の通りです。
(心拍数)→(220-年齢)×(0,5~0,65)
感覚的には軽く息が弾んで適度に汗ばむ強度が、お腹回りの贅肉を落とすには最適という事になります。
ロードバイクで筋トレ
ロードバイクで筋トレ効果を得るには、短時間に高強度の負荷をかけた乗り方が有効です。
その為にはギアを重くして平地を全力で走行しなければなりません。
更に効果的なのは上り坂を全力で走行する方法です。
こうした乗り方であれば脚やお尻の筋肉だけではなく、上半身を支える腕やお腹回りの筋肉にも刺激が入ります。
いずれにしても交通量が少なく見通しの良い直線の道路や、適度に傾斜のある坂道が条件という事になります。
こうして下半身を中心に筋量が増えると基礎代謝が上がり、お腹回りが痩せる効果が高まります。
この様に、ロードバイクは乗り方で運動効果が違ってきますから、目的に応じて乗り分ける必要があります。
まとめ
(1)ロードバイクの魅力。
- スピード感がある
- エコで優れた移動手段
(2)ロードバイクの特徴。
- ドロップハンドル
- 細いタイヤ
- 軽量フレーム
- 変速段数が多い
(3)ロードバイクの乗り方の注意点。
- スピードの出し過ぎが事故を招く
- 細いタイヤが溝にはまりやすい
- スリップが起こりやすい
(4)お腹回りのダイエット効果を高める、ロードバイクの痩せる乗り方。
- 脂肪を燃焼するなら、軽く息が弾んで適度に汗をかくペースが最適
- 筋肉を増やして脂肪燃焼体質になるなら、上り坂で全力疾走が効果的
いかがでしょうか。ロードバイクは魅力的な乗り物ですが、一方では重大な事故の危険性も秘めています。
ですから普通の自転車よりも乗り方には十分な注意が必要です。
※おすすめ記事はコチラ⇒エアロバイクでメタボ解消!腹回りが効果的に痩せる4つの使い方
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