お風呂で脂肪を落とす方法にダイエット効果ナシ!消費カロリーの嘘

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ダイエットにも色々とありますが、

「そんなので本当に痩せられるの!?」

と、思わず首をかしげたくなる方法を目にする事はありませんか?

例えば『お風呂で脂肪を落とす方法』などはどうでしょう。

本当にそんな簡単な方法で痩せると思いますか?

そこで今回は、お風呂で脂肪を落とす方法について徹底検証してみたいと思います。

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【目次】

(1)お風呂で脂肪を落とす方法に異議アリ!

  • 氾濫するダイエット情報
  • 体脂肪が燃焼する仕組み

(2)なぜ、お風呂が脂肪を落とす方法と言えるのか?

  • お風呂の効果
  • お風呂に入ると基礎代謝はどれくらい上がる?
  • お風呂に入ると発汗で体重が減る
  • お風呂に入ると脂肪分解酵素のリパーゼが活性化する!?

(3)お風呂で脂肪を落とす3つの方法を検証

  • ①たったの10分で脂肪を落とす方法→高温反復入浴
  • ②お風呂の温度差で脂肪を落とす方法→温冷交代浴
  • ③褐色脂肪細胞を活性化して脂肪を落とす方法→水風呂

まとめ

(1)お風呂で脂肪を落とす方法に異議アリ!

氾濫するダイエット情報

運動しなくても簡単に痩せられるダイエット方法があれば誰でも試してみたくなります。

そんな方法は非常に魅力的ですし、人は興味をそそられます。

しかし本当に効果があるかどうかは別問題です。

例えばお風呂で脂肪を落とす方法は、本当に運動と同じようなダイエット効果があるのでしょうか?

その信憑性を見極めるには脂肪燃焼の仕組みを知っておく必要があります。

それを知らずに目新しダイエット方法に飛びついてしまうと、例えば役に立たない高価なダイエット器具を買わされてしまう事だってあります。

まあ、今回取り上げているお風呂で脂肪を落とす方法の場合、そうした心配はありませんが…

そこで、まずは体脂肪が燃焼する仕組みについて簡単に説明しておきましょう。

体脂肪が燃焼する仕組み

体脂肪は通常において中性脂肪という安定した状態にありますから、そのまままでは燃焼されません。

脂肪が燃焼するには先ず固形の中性脂肪を溶かす必要があり、その働きをするのが脂肪分解酵素のリパーゼです。

リパーゼが活性化する条件は大きく次の3つです。

  • 血糖値が下がった空腹時。
  • 運動などで体温が0,5~1度上昇した時。
  • 闘争ホルモンと呼ばれるアドレナリンが分泌された時。

リパーゼが中性脂肪を分解すると、燃える状態の脂肪酸に変化します。

脂肪酸は血中に溶け出して全身に運ばれます。

そしてカロリー消費に応じて脂肪酸が筋肉細胞のミトコンドリアに取り込まれ、燃焼してエネルギーに変わります。

まずは、こうした脂肪燃焼の仕組みについて理解しておきましょう。

その上でお風呂で脂肪を落とす方法について検証してみたいと思います。

では、皆さんも一緒に考えてみて下さい。

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(2)なぜ、お風呂が脂肪を落とす方法と言えるのか?

一般的には、お風呂に30分入ると約90キロカロリーが消費されると言われています。

90キロカロリーを運動で消費する為には、目安として約30分のウォーキングが必要です。

では、この件について検証してみましょう。

お風呂の効果

まずお風呂に入ると身体には次のような変化が起こります。

  • 心拍数の増加
  • 血管が拡張
  • 血液循環の促進
  • 体温上昇
  • 毛穴がが開く
  • 汗をかく

こうした変化は基礎代謝を上げますから確かに消費カロリーは増えるでしょう。

基礎代謝とは人間が生きているだけで消費されるカロリーの事です。

ですからお風呂で脂肪を落とす方法というのは、基本的には基礎代謝を上げて脂肪の燃焼効果を高めるのが狙いと考えて良いでしょう。

問題はお風呂に入る事で、どれくらい消費カロリーが増えるかです。

果たして運動に匹敵するだけのカロリー消費が見込めるかどうか?

お風呂に入ると基礎代謝はどれくらい上がる?

では基礎代謝について計算をしてみましょう。

一般の成人男子の場合、1日24時間の基礎代謝の目安は1500キロカロリーと言われています。

これを1時間当たりに直すと62,5キロカロリー、更に30分当たりだと約31キロカロリーになります。

そして人間の基礎代謝は体温が1度上がると約14%増加すると言われています。

この2つの数値を基にして仮にお風呂に入って体温が1度上昇したとすれば、30分で基礎代謝はいくら増えるかを計算してみると次の様になります。

31キロカロリー×14%→4,34キロカロリー

いかがでしょうか。お風呂に30分入る事で増加する消費カロリーは、計算上はたったの4,34キロカロリーです。

では90キロカロリーという数字は一体どこから出て来たのでしょうか?

お風呂に入ると発汗で体重が減る

それはお風呂に入ると発汗して体重が落ちますから、それを体脂肪の減少分として計算していると思われます。

体脂肪1gは7,2キロカロリーに相当しますから、90キロカロリー分の体脂肪は90÷7,2→12,5gということになります。

ですからお風呂に入って体脂肪が12,5g減少して90キロカロリーが消費できたという理屈が成り立ってしまうのです。

しかし基礎代謝の計算からも明らかな通り、実際には発汗による体重の減少分にしか過ぎないという仮説が十分に成り立つ訳です。

お風呂に入ると脂肪分解酵素のリパーゼが活性化する!?

ここでもう一つの仮説が成り立ちます。

それはお風呂に入ると体温が上昇しますから、脂肪分解酵素のリパーゼが活性化すると考えられる訳です。

そうすると血中に溶け出した脂肪酸が燃焼してダイエットに効果があるのでは?という考えも成り立つでしょう。

しかしながら脂肪酸がエネルギーとして利用されるには、運動を行ってカロリーを消費しなければなりません。

ですからお風呂に入って脂肪が燃焼されやすい状態にはなるかもしれませんが、浴槽に浸かっているだけでは脂肪は燃焼しないという事になります。

以上がお風呂で脂肪を落とす方法についての見解です。

さて、皆さんはどう思われますか?

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(3)お風呂で脂肪を落とす3つの方法を検証

お風呂で脂肪を落とす方法については大きく次の3つがあります。

ではその効果について検証してみましょう。

①たったの10分で脂肪を落とす方法―高温反復入浴

高温反復入浴とは、お湯の温度を高めの41~43度に設定し、3分お風呂に入り5分の休憩をはさんで再びお風呂に入るという方法です。

これを3回繰り返すだけで約300キロカロリーが消費できるというのです。

そんな事はあり得ない!

と思わず言ってしまいそうになるのは私だけでしょうか?

300キロカロリーを消費しようと思えばかなりの運動量になります。

例えば体重60kgの人が300キロカロリーを消費する場合、運動に置き換えると次の通りです。

  • ウォーキング:95分
  • ジョギング:40分
  • 縄跳び:35分
  • 平泳ぎ:28分

いかがでしょう。これだけの運動に相当する消費カロリーを、熱いお風呂にたったの10分浸かるだけで消費できるのでしょうか?

参考記事はコチラ⇒メタボ解消には運動で何カロリーの消費が必要か?その目安と計算

300キロカロリーは体脂肪でいうと約42gに相当しますが、高温のお風呂であれば42g分の発汗は十分に考えられます。

ですから発汗による体重の減少分を脂肪の減少分に都合よく置き換えれば、お風呂で300キロカロリーの脂肪を落とす方法がある!なんていう事も言える訳です。

皆さんは、どう思われますか?

②お風呂の温度差で脂肪を落とす方法―温冷交代浴

次は温冷交代浴と呼ばれる方法です。

これは熱いお風呂と冷たいお風呂に交互に入り、最後は冷たいお風呂で占めるという入浴法です。

なお普通の家庭に浴槽は2つもありませんから、冷たいお風呂の代わりに冷水のシャワーを浴びます。

こうして交互に身体を温めたり冷やしたりする事で一体どういう効果が得られるのでしょうか?

身体を温めると体温を放出する為に血管が拡張しますが、冷やすと逆に体温を逃がさないように血管は萎縮します。

こうした血管の拡張と萎縮は、まるでポンプの動きに似ています。

ですから血管の中を通る血液が勢いよく押し流され、身体の隅々まで走る毛細血管まで血流が良くなるのです。

温冷交代浴を暫く続けていると指先や足先といった身体の末端部分がジンジンしてくるのですが、それは毛細血管の血流が良くなった証拠なのです。

そして最後に冷たいお風呂に入る事で皮膚や血管がキュと締まりますから、上昇した体温が身体の外に逃げないのです。

こうして体温が上昇すると基礎代謝が上がりますから、消費カロリーが増えて体脂肪が燃焼しやすくなるでしょう。

ただし、この方法は血圧の急激な変化を起こしますから血管や心臓に負担がかかります。

ですから循環器系に不安のある方にはお勧め出来ないので注意しましょう。

③褐色脂肪細胞を活性化して脂肪を落とす方法―水風呂

最後に水風呂の話をする前に、脂肪について説明をしておかなければなりません。

脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪がありますが、実は細胞レベルで見ると更に2種類の脂肪に分けられるのです。

それは白色脂肪細胞褐色脂肪細胞です。

白色脂肪細胞は一般的に呼ばれている脂肪の事で、その役割はご存知の通り余ったカロリーの貯蔵、あるいは身体の保温や保護といったところです。

一方の褐色脂肪細胞の役割はエネルギー貯蔵ではなく熱生産による体温調整です。

つまり体温が低下すると脂肪を燃焼して熱を発生させるのです。

こうした働きを持つ褐色脂肪細胞は痩せ脂肪などとも呼ばれています。

そして体脂肪全体に占める割合は僅かに1%で、首の後ろ、肩甲骨の周囲、脇の下、腎臓や心臓の周囲といった身体のごく一部にしかありません。

そこで、この褐色脂肪細胞の性質を利用して脂肪を落とす方法が水風呂という訳なのです。

その場合は水温を18度以下に設定しておくと、体温を上げる為に褐色脂肪細胞が活性化して体脂肪を燃焼すると言われています。

なお水風呂は体温を急激に奪いますから心臓にも負担がかかります。

ですから循環器系に問題のある方は注意して下さい。

まとめ

いかがでしょうか。検証の結果、熱いお風呂で脂肪を落とす方法というのは、どうやら発汗による体重の減少分を脂肪の減少分に置き換えている可能性が高い事が判明しました。

もちろん熱いお風呂に入ると代謝が上がりますから、脂肪の燃焼しやすい状態になる事は確かだと思います。

もし、お風呂で脂肪を落とすなら、むしろ水風呂で褐色脂肪細胞を活性化させる方法が効果的だと考えられます。

皆さんは、どう思われるでしょうか?

おすすめ記事はコチラ⇒太もも痩せの方法!脚の脂肪を落として細くするダイエットの秘訣とは?

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