モデルさんのような美脚に憧れる女性は多い筈です。
そこで、下半身のエクササイズを始める方もいるでしょう。
しかし、ダイエットによる部分的な脚痩せは難しいと言われています。
では、どうすれば効果的に太ももを細くして脚痩せできるのか？
そこで今回は太ももの脂肪を落とすダイエット方法、あるいは美容外科などで脚を細くする方法について解説したいと思います。
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【目次】
（１）ダイエットによる部分的な脚痩せは難しい
- 皮下脂肪には落ちる順番がある
- 脂肪燃焼のメカニズム
（２）ダイエットで効果的に太ももの脂肪を落とす脚痩せの方法
- 脂肪を落とす運動の基本は筋トレ
- 有酸素運動で効率よく脚痩せする方法
- 食事で効果的に太もも痩せする方法
- マッサージは脚痩せの効果あり
（３）脂肪吸引で太ももの脂肪を落とす方法
- 脂肪吸引の流れ
- 脂肪吸引のメリット
- 脂肪吸引のデメリット
（４）脂肪溶解注射で脚痩せ
（５）脂肪冷却法で太ももを細くする
まとめ
（１）ダイエットによる部分的な脚痩せは難しい
皮下脂肪には落ちる順番がある
あなたが最も脂肪を落としたい部分はどこですか？
もし、ダイエットで部分的に太ももの脂肪を落として細くする方法があるとしたら、世の女性は美脚だらけになるでしょう。
しかしながら一般的なダイエットでは、そうした太ももだけを細くする部分痩せは医学的にも難しいと言われています。
なぜなら皮下脂肪というのは、身体の末端から中心部に向かって基本的には次の順番で落ちていく傾向があるからです。
「手首・足首」→「前腕・ふくらはぎ」→「二の腕・肩」→「太もも」→「顔・胸」→「お腹」→「お尻」
こうした皮下脂肪の増減を生理的にコントロールしているのは、実は脂肪細胞にあるレセプターなのです。
レセプターとは分かりやすく言うと、脂肪の出し入れを決めている扉のようなものです。
そして身体の末端ほど脂肪を出す扉が多くて入れる扉が少なく、逆に身体の中心ほど脂肪を入れる扉が多くて出す扉が少ないのです。
ですから、いくらスクワットで脚の運動を行ったとしても、太ももの脂肪だけが部分的に落ちて細くなる訳ではありません。
これが、一般的なダイエットでは部分痩せが難しい理由です。
脂肪燃焼のメカニズム
また脂肪燃焼のメカニズムを理解する事で、なぜ部分痩せが難しいかが分かると思います。
体脂肪が燃焼する過程は次の通りです。
①体脂肪は通常、中性脂肪という安定した状態で貯蔵されています。
②空腹時、あるいは運動を行って体温が上昇すると、脂肪分解酵素のリパーゼが活性化します。
③中性脂肪はリパーゼの働きで脂肪酸に分解されて血中に溶け出します。
④脂肪酸が全身に運ばれて、細胞内のミトコンドリアに取り込まれて燃焼します。
この様に、体脂肪の燃焼は身体の一部分で起こる訳ではなく、全身の循環機能を通じて行われる訳です。
ですから、太ももの脂肪を落として脚痩せするなら、結局のところは効果的なダイエットを継続し、身体の末端から順番に脂肪を落として行く事になります。
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（２）ダイエットで効果的に太ももの脂肪を落とす脚痩せの方法
ダイエットで効果的に脂肪を落とすなら、基本的には食事の管理と適度な運動の２つが必要です。
いずれにしても、上手く痩せない場合は大抵が方法を間違っています。
では、太ももの脂肪を落として脚痩せする、効果的なダイエット方法について解説していきましょう。
脂肪を落とす運動の基本は筋トレ
筋トレ自体は脂肪を燃やすというよりも、筋肉を増やす運動です。
筋肉が増えると基礎代謝が上がり、ダイエット効果が高まります。
基礎代謝とは生きているだけで必要な最低限のカロリーの事です。
ですから筋トレで筋肉を増やす事によって、何もしなくても寝ている間にも消費カロリーが増加する訳です。
ちなみに、筋肉が１ｋｇ増加すると基礎代謝だけで５０キロカロリーの消費が増えると言われています。
つまり、筋トレを行うと身体が脂肪燃焼体質となるので、太ももの脂肪を落とす脚痩せの効果が高まるのです。
※参考記事はコチラ⇒お腹の肉を落とす筋トレの方法！これなら一日５分で簡単に出来る
有酸素運動で効率よく脚痩せする方法
ジョギングやウォーキングは直接的に脂肪を落とす有酸素運動ですが、その効果を高める条件は次の５つです。
①筋トレと並行する：有酸素運動だけを習慣的に行うと省エネ体質になるので、次第に脂肪を落とす効率が悪くなります。
そこで、脂肪燃焼体質になれる筋トレと並行する事で、脚を細くする太もも痩せの効果が高まります。
②ベストタイミングは空腹時：空腹時というのは、糖質エネルギーが不足状態となっています。
ですから、このタイミングで有酸素運動を行うと脂肪がエネルギーに変わりやすくなり、脚を細くする太もも痩せの効果が高まります。
③筋トレの直後は脂肪が燃えやすい：筋トレを行うと、脂肪分解酵素のリパーゼが活性化します。
すると、体脂肪は燃えやすい状態の脂肪酸に分解されやすくなります。
ですから、筋トレの直後は有酸素運動で脂肪を落とすゴールデンタイムとなり、脚を細くする太もも痩せの効果が高まります。
④２０分の継続：有酸素運動を開始すると、徐々に脂肪の燃焼効率が高まってきます。
そして約２０分が経過すると、脂肪が効率良く燃える脂肪燃焼ゾーンに入ります。
ですから、ここからが本格的に脚痩せの効果が高まる時間帯となる訳です。
⑤最適な運動の強度：運動は強度が強過ぎると、体脂肪よりも糖質のエネルギー利用が増加します。
そこで、脂肪の燃焼効率を最適にする有酸素運動の強度を心拍数で表すと次の様になります。
心拍数⇒（220－年齢）×（0,5～0,65）
心拍数をこの範囲に保つ事で、脚を細くする太もも痩せの効果が高まります。
感覚的には、軽く息が弾んで適度に汗ばむくらいの強度です。
※参考記事はコチラ⇒お腹の肉を落とす有酸素運動の５つの鉄則！筋トレ効果で脂肪を燃焼
食事で効果的に太もも痩せする方法
現代人が太る主な原因は糖質の摂り過ぎにあると言われています。
なぜなら、糖質は身体にストックできる量が限られていて、余剰分は体脂肪となって貯蔵されるからです。
糖質は御飯、麺類、パンなどの主食と呼ばれる炭水化物に多く含まれています。
これに対して肉、魚、卵、大豆製品などに多く含まれるタンパク質は、たくさん食べても非常に太りにくい栄養素です。
ですから痩せる食事の基本は、糖質を控えながらタンパク質をしっかりと摂取する事です。
それが今、非常に注目されている糖質（炭水化物）制限ダイエットであり、脚を細くする太もも痩せの効果が極めて高い食事の方法です。
※参考記事はコチラ⇒炭水化物ダイエットで、お腹回りが痩せる！酵母の力で糖質分解
実際に脚の太ももが細くて美しいモデルさんは、こうした高タンパク低糖質の食事を心掛けているようです。
マッサージは脚痩せの効果あり
脚の太ももが太くなる原因は皮下脂肪の増加だけではなく、むくみが原因の場合もあります。
この場合は、マッサージで血液やリンパの流れを促進させると脚を一時的に細くする事が可能です。
また、マッサージで体液の流れが良くなれば代謝が活発になります。
すると、代謝の一つでもある脂肪の燃焼がスムーズに行われやすくなります。
下半身は運動不足などで特にむくみが起こりやすいので、脚を細くするならマッサージは非常に効果的な方法です。
※参考記事はコチラ⇒効果的なマッサージのやり方！エステで皮下脂肪は落ちるのか？
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（３）脂肪吸引で太ももの脂肪を落とす方法
食事や運動でダイエットが上手く行かなかった場合、脂肪を落とす方法として脂肪吸引を考えた事がある方もいるでしょう。
しかし脂肪吸引は安全性の問題と高額な料金がネックとなり、そう簡単に施術の決断は出来ないものです。
とは言え、脂肪吸引はダイエットよりも簡単に脂肪が落とせますから、部分的に太ももを細くして脚痩せしたい人には魅力的かもしれません。
では脂肪吸引とは具体的にどの様に脂肪を落とす方法なのでしょうか？
その流れを簡単にまとめると以下の通りです。
脂肪吸引の流れ
①脚の太ももなど、痩せたい部分に脂肪を溶かす溶液を注入。
②局部麻酔をして皮膚を数ミリ切断する。
③切断した皮膚に穴の開いたカバーを接合して管の通り道を確保する。
④金属製の細長い吸引器をカバーの穴から挿入し、溶けた脂肪を吸い取る。
これが脂肪吸引の大まかな流れですが、これで全てが完了した訳ではありません。
術後は脂肪を抜き取った部分の皮膚が弛まない様に、あるいは凹凸にならない様に暫くの間は圧迫固定する必要があります。
また、脂肪を吸収する際に内出血を起こしていますから、痛みが治まるには暫く時間がかかります。
このように、脂肪吸引は術後の経過も考慮に入れる必要がある事を覚えておきましょう。
そして脂肪吸引には以下の通り、メリットとデメリットの両方があります。
脂肪吸引のメリット
・脚の太ももなど、脂肪を減らしたい部分だけピンポイントで細くして痩せられる。
・一度の施術で広範囲の脂肪を落とす事が出来る。
・脂肪細胞そのものを取り除くのでリバウンドの可能性が少ない。
・短時間で脂肪が落ちる。
・運動しなくても痩せられる。
・成功すればキレイに痩せられる。
脂肪吸引のデメリット
・保険が利用できないので高額。
・脂肪を吸引し過ぎて皮膚の弛みが残る場合がある。
・脂肪の吸引にムラがあると、皮膚に凹凸が残る場合がある。
・術後の圧迫固定の処置が上手くいかず、仕上がりが悪くなる場合がある。
・傷口が汚く残る場合がある。
・術後に痛みが残る。
・可能性は低いが金属製の管が内臓に貫通し、最悪の場合は死に至る事もある。
このように脂肪吸引にはメリットとデメリットがありますから、決断はその両方を天秤にかけて慎重に行うべきでしょう。
一つ言えるのは、施術の仕上がり具合は担当医の技術次第という事です。
ですから、単に料金の安さだけで美容外科を選んでしまうと、施術後に色々と問題が生じる可能性もあるようです。
そうした意味で脂肪吸引を決断する場合は、料金よりもドクターの評判や信頼性を重視する必要があります。
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（４）脂肪溶解注射で脚痩せ
また、部分的に脚を細くする太もも痩せの効果があるのは脂肪溶解注射です。
これは脚の太ももなど、細くしたい部分に脂肪を溶かす薬剤を注射するという方法です。
そして、溶けた脂肪は薬剤と共に便や尿として排出されるのです。
この方法は、メスを使わないので痛みを伴わず１０分程度で終わるそうです。
ですから、脂肪吸引に踏み切れない人には人気があります。
ただし、１回の施術で投与できる薬剤の量は安全性の面から制限があるので、定期的に何度か注射を打つ必要があります。
ですから、脂肪吸引の様に一度の施術で目に見えて脂肪が落ちる訳ではありません。
注意点として、場合によっては注射した部分が腫れ上がって痛みを伴ったり、あるいは薬剤の量を誤って皮膚が凹んでしまう事もあるそうです。
ですから、脂肪吸引の場合と同じようにドクター選びが重要となります。
（５）脂肪冷却法で太ももを細くする
では最後に、部分的に脂肪を落とす方法の中でも特に画期的な方法を紹介します。
それは脂肪を凍らせて脂肪細胞を破壊する脂肪冷却法です。
使用するのはゼルティックと呼ばれるカップ型の機械で、まず脚の太ももなどの脂肪を落としたい部分にカップを当てます。
スイッチを入れるとカップの中が真空になり、皮膚が脂肪ごとカップの中に吸い上げられます。
そのままカップ内の温度を下げて約１時間すると、脂肪は４度の状態で凍ります。
なお０度で凍る皮膚と－１８度で凍る血液やリンパ液には影響がありません。
その後カップを外して凍っていた脂肪が元の状態に戻ったとしても、脂肪としては機能しないそうです。
機能を失った脂肪は老廃物となり、１～２か月かけてゆっくりと体外に排出されます。
副作用としてはカップで吸い上げられていた部分が赤くなる程度ですが、それは時間と共に元に戻ります。
ですから、脂肪吸引や脂肪溶解注射に比べると、とても安全に脚を細くする太もも痩せが可能となる訳です。
通常、このような施術は美容クリニックで行われていますが、機械は家庭用としても販売されています。
ただし、価格は数十万～といった所でかなり高額です。
まとめ
（１）ダイエットで、太ももの脂肪を部分的に落として脚痩せするのは難しい。
（２）ダイエットを行った場合、皮下脂肪は基本的に身体の末端から中心部に向かって順番に落ちていく傾向があります。
（３）効果的に脂肪を落とす運動の方法は、筋トレをメインにして有酸素運動をサブで行う事です。
（４）効果的に脂肪を落とす食事の方法は、糖質を減らしてタンパク質をしっかりと食べる事です。
（５）マッサージは脚を一時的に細くする有効な方法です。
（６）部分的に太ももの脂肪を落として脚痩せする方法。
- 脂肪吸引
- 脂肪溶解注射
- 脂肪冷却法
いかがでしょうか。ダイエットで、部分的に脚を細くする太もも痩せの方法はありません。
もし部分的に脂肪を落とすなら、より安全な方法で施術を受けるのも一つの有効な選択肢かもしれません。
※おすすめ記事はコチラ⇒男が、ふくらはぎの脂肪を落とす方法と、太い脚を細くする秘訣！
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