身体のバランスを保つために最も重要なのは、どこの筋肉だと思いますか?
それは、身体の中心にあるお腹回りの腹筋です。
例えば、バランスボールを使った運動でお腹回りの引き締めに効果があり、
あるいは、バランスボールに座るだけで姿勢が改善されたりもします。
そこで今回は、バランスボールを使った7つの運動方法と、その効果について解説します。
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【目次】
(1)お腹回りに効果!バランスボールのメリットとは?
- リハビリに使える
- 高齢者でも無理なく使える
- 楽しみながら、お腹回りを強化できる
(2)座るだけで、お腹回りを強化!バランスボールで姿勢改善
- バランスを保つには、お腹回りの筋肉が重要
- バランスボールを椅子代わりに使用
- バランスボール椅子の3つの効果
(3)お腹回りの筋肉を引き締める!バランスボールの使い方
- ①ボールを足に挟んで腹筋運動
- ②ボールに座って足上げ
- ③ボールの上で仰向け
- ④ボールの上で四つん這い
- ⑤脚の裏側でボール転がし
- ⑥ボールの上で腹筋運動
- ⑦腕立て姿勢でボール転がし
まとめ
(1)お腹回りに効果!バランスボールのメリットとは?

バランスボールとは、弾力性と耐久性に優れた塩化ビニール素材のボールです。
そのサイズは小さいもので45cm、大きなものは75cmくらいで、用途によって使い分けができます。
バランスボールのメリットは、主に次の3つです。
リハビリに使える
ベッドで寝たきりの人や車椅子を利用している人は、身体を動かす事が少ないので次第に筋肉が衰えてきます。
バランスボールは、そうした人たちのリハビリの手段として非常に有効です。
例えば、寝たきりの場合はバランスボールに脚を乗せ、ボールを転がすだけで脚やお腹回りの運動になります。
また、車椅子の場合はサイズが小さめのバランスボールを使い、
上から足で軽く踏みつける、あるいは足の裏で転がすといった方法で下半身の運動になります。
高齢者でも無理なく使える
加齢と共に体力は衰え、筋力や骨は弱くなってきます。
ですから、基本的には高齢になるほど身体に負担の少ない運動を選んで行う必要がありますが、
バランスボールであれば、無理なくお腹回りの筋肉などを鍛える事が出来ます。
楽しみながら、お腹回りを強化できる
バランスボールを使用した運動方法は色々と紹介されていますが、細かい形式にとらわれる必要はありません。
とにかく、不安定なバランスボールの上で楽しく自由に身体を動かせば良い訳です。
そうすれば、楽しんでいる内にお腹回りの筋肉に刺激が入ります。
例えば子供にバランスボールを与えると、使い方を教えなくても自発的に遊び方を考え出しますから、
エクササイズや運動というよりも、遊びとして楽しく使うのが一番ではないでしょうか。
つまり、バランスボールというのは使って楽しい遊び型の運動用具という事になります。
(2)座るだけで、お腹回りを強化!バランスボールで姿勢改善
バランスを保つには、お腹回りの筋肉が重要
バランスボールの使い方は色々とありますが、最も簡単なのは座る事です。
球体のボールの上は非常にバランスが悪いですから、その上に座るだけでもお腹回りに力が入る訳です。
特に、身体の中心部分であるお腹回りの筋肉は、姿勢を保つ為に非常に重要な役割を果たします。
バランスボールを椅子代わりに使用
こうしたバランスボールの特性を生かし、海外では以前からバランスボールを椅子代わりに使用する学校や会社は少なくありませんでした。
そして最近になり、ようやく国内の会社や学校でも、椅子の代わりにバランスボールが取り入れられ始めています。
では、バランスボールを椅子として使った場合、具体的にはどんな効果があるのでしょうか?
バランスボール椅子の3つの効果
①【姿勢が良くなる】
バランスボールの上に座ると不安定ですから、自ずとお腹回りの筋肉や脚を使って姿勢を保とうとします。
つまり、姿勢が悪いと座っていられない訳です。
この場合、元から姿勢が良かった人は余り疲れを感じないようです。
しかし、悪い姿勢の癖が付いている人ほど疲れを感じる事が多くなるようです。
これは、バランスボールの上で姿勢が矯正されているという証拠ですから、
姿勢が良くなれば自然に疲れが解消される事になります。
②【腰痛改善】
椅子をバランスボールに変える事で、実際に腰痛が改善したという人が少なからずいるようです。
腰痛は骨盤の歪みや背筋カーブの異常などによる、身体のアンバランスが原因で起こる事があります。
身体のアンバランスというのは、立っている時よりも座っている時の方が生じやすくなります。
例えば、脚を組む癖があると骨盤が歪みやすくなり、猫背になると背筋の自然なS字カーブが崩れます。
こうした身体のアンバランスはバランスボール椅子に座る事で矯正され、
その結果として腰痛改善の効果が期待できるようです。
参考記事⇒腰痛の原因は、お腹回りの肥満?痛みを解消するドローインの効果
③【座ったまま運動が出来る】
普通の椅子に同じ姿勢で長い時間座っていると腰や脚が疲れてきます。
その疲れを解消するには、椅子から立ち上がって腰回りや脚を動かして筋肉を解してやる必要があります。
ところが、バランスボール椅子の場合は座ったまま運動が行えます。
例えば、ボールの上で軽く弾めば脚の運動になりますし、
あるいはボールの上でお尻を前後、左右に動かしたり、回したりといった運動も行えます。
こうした運動はお腹回りの筋肉を刺激し、脚や腰回りの筋肉を解し、そして骨盤の体操にもなります。
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(3)お腹回りの筋肉を引き締める!バランスボールの使い方
バランスボールを使った運動は、リハビリ向けの簡単な種目から高度なバランス感覚が必要な種目まで様々です。
では最後に、お腹回りを適度に刺激して、腹筋の引き締め効果がある基本的な7つの使い方をご紹介しておきましょう。
①ボールを足に挟んで腹筋運動
仰向けに寝て足を上げる運動を足上げ腹筋と言いますが、これを足にボールを挟んで行ってみましょう。
この運動で、お腹回りの筋肉だけでなく、太股の内側の筋肉を刺激する事ができます。
②ボールに座って足上げ
ボールに座ってバランスが上手く保てるようになったら、今度は片足を上げてみましょう。
少しバランスが取り辛くなりますが、これに慣れれば今度は両足を宙に浮かしてみましょう。
すると腹筋が更に刺激を受け、お腹回りの引き締め効果がアップします。
③ボールの上で仰向け
まずはバランスボールの上で、どっかりと仰向けに寝転がってみて下さい。
それだけで、身体の前面のストレッチ効果が得られます。
そして、背中でボールを転がすようにして動かしたり、足を少し上げて身体を宙に浮かしてみましょう。
④ボールの上で四つん這い
バランスボールの上で四つん這いになってみましょう。
この体勢はバランスを保つのが結構難しいですから、それだけでお腹回りの引き締めに効果があります。
⑤脚の裏側でボール転がし
仰向けに寝てボールの上に脚を乗せます。
そして脚を左右、前後に動かしてボールを転がすと、お腹回りや太股の裏側を引き締めるのに効果的です。
⑥ボールの上で腹筋運動
バランスボールの上で腹筋運動を行ってみましょう。
ボールに背中を深く乗せるほど身体の反りが大きくなります。
すると、腹筋運動の可動域が大きくなるので、お腹の筋肉をより強く刺激する事ができます。
⑦腕立て姿勢でボール転がし
腕立て伏せの姿勢になり、ボールの上に脚を乗せます。
そして脚を前後、左右に動かしてボールを転がしてみましょう。
これで、お腹回りが効果的に刺激されます。
以上が、お腹回りの引き締めに有効なバランスボールの使い方です。
なお、バランスボールは空気をたくさん入れてパンパンになるほど安定が悪くなります。
もし、バランスが上手く取れない場合は、少しボールの空気を抜いて調整してみて下さい。
まとめ
いかがでしょうか。バランスボールは遊び感覚で使える運動用具です。
それでいて、お腹回りが刺激できるので腹筋の引き締め効果が得られます。
また、椅子として使用すれば姿勢改善や腰痛改善の効果も期待できます。
バランスボールは子供から高齢の方まで幅広く利用できますから、ぜひ家族で楽しんでみて下さい。
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