お腹回りを絞る!ボクシングの減量とダイエットは何が違う?

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ダイエットとボクシングの減量は一見するとよく似ています。

体重が落ちるという点では同じかもしれません。

しかし根本的には大きく違います。

ダイエットの主な目的は、お腹回りなどの余分な脂肪を落としてスリムな身体をキープする事です。

一方でボクサーの減量には必ずリバウンドが伴います。

そこで今回は、ボクシングの減量について考えてみましょう。

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【目次】

(1)なぜ、ボクサーは減量するのか?

  • 身体を軽くしてキレを良くする
  • 階級を落とすと有利になる

(2)お腹回りを絞る!ボクシングの減量はダイエットに応用できるのか?

  • 減量は一時的なダイエット
  • 減量後は一気にリバウンド
  • 減量はダイエットに適さない
  • カロリー制限ダイエットは成功しない
  • 効果的なダイエット方法とは?

(3)お腹回りを絞る!ボクシング選手の過酷な減量方法とは?

  • 減量は試合の約一カ月前からスタート
  • 減量の初期は糖質制限
  • 減量の中期はカロリー制限
  • 減量の後期は水抜き
  • 軽量の直前は水分を絞り出す

まとめ

(1)なぜ、ボクサーは減量をするのか?

ボクシングには過酷な減量がつきものです。

では、なぜボクサーは辛い思いをしてまで体重を減らす必要があるのか?

減量しなくても、普通の体重のままで同じ階級の選手と闘えば良いのでは?

そんな疑問を抱く人もいると思います。

そこでまず、ボクシング選手が減量を行う2つの目的について話しておきましょう。

身体を軽くしてキレを良くする

まず1つ目は、減量して身体を軽くするという目的があります。

体脂肪というのは、ある意味で身体に付けた重りと同じです。

例えばお腹回りの脂肪が多ければ身体が重くなりますから、その分だけ動きが鈍ります。

すると相手の攻撃を素早く交わす事が出来ないので試合では不利になります。

そこでボクシング選手は出来るだけ余分な脂肪を削ぎ落とすのです。

そうすれば身体のキレが良くなり、動きのスピードが高まる訳です。

階級を落とすと有利になる

そして2つ目の目的が非常に重要になります。

それは減量して階級を落とす事により、自分よりも体格の小さな相手と闘う事で試合を有利にする為です。

普通に考えれば、通常の体重が重いほど基本的には体格が大きくなります。

逆に体重が軽ければ体格が小さくなります。

当然の事ながら、体格が大きいと身長やリーチのサイズも大きくなるので試合には有利です。

そこで減量して階級を落とせば体格の小さな相手と闘えるメリットがある訳です

(2)お腹回りを絞る!ボクシングの減量はダイエットに応用できるのか?

ボクサーは減量のプロとも言われます。

では彼らの減量方法は、一般の人がお腹回りの脂肪を落とすダイエットにも適用は可能なのでしょうか?

減量は一時的なダイエット

プロボクシングの場合、計量は試合の前日に行われます。

選手はここに合わせて体重を落とす訳ですが、計量さえパスすれば後は減量の必要はありません。

つまり、ボクサーの減量とは一時的なダイエットという事になります。

減量後は一気にリバウンド

そして普通に食事をすれば一気にリバウンドし、体重は直ぐに元に戻ります。

しかも4~5kgなら1日で戻ってしまうそうです。

減量中のボクシング選手の身体は極限の飢餓状態にあります。

例えて言うなら乾いたスポンジと同じです。

乾いたスポンジは水に浸すと一気に水分を吸収します。

それと同じ様に、減量を終えて食事をすれば一気に栄養を吸収して体重が増えるのです。

減量はダイエットに適さない

ボクシングの減量をダイエットに置き換えるとすれば、それは極度の食事制限、あるいは極度のカロリー制限という事になります。

こうした方法により、確かに短期間でお腹回りの脂肪を落とす事は可能です。

ただし、その状態は飢餓状態であり栄養失調と隣り合わせの状態でもある訳です。

こうした極限状態を維持する事は健康上の問題があり危険を伴います。

ですからボクシング選手の減量は、一般的なダイエットには適さないという事になります。

減量はあくまでも計量を乗り切るための一時的な手段なのです。

カロリー制限ダイエットは成功しない

一般的なダイエットでお腹回りの脂肪を落とす場合は、時間をかけて身体に無理のない方法で行う事が重要です。

ダイエットにも様々な方法がありますが、減量に近いカロリー制限を取り入れている人は少なくありません。

しかしカロリー制限は減量と同じで食べれないストレスが生じます。

またカロリーが不足すれば無駄に脂肪をエネルギーに変えるより、消費カロリーを減らした方が効率が良いと脳は考えます。

するとカロリー消費の多い筋肉が減らされて、お腹回りの脂肪は上手く落ちないという事になります。

ただし減量のように極限までカロリー制限を行えば、やがてお腹回りの脂肪も皮一枚の状態にまで削ぎ落とされてしまいます。

効果的なダイエット方法とは?

では、ダイエットで効果的にお腹回りの脂肪を落とす方法は何か?

まずは糖質の摂取を控えてエネルギー不足の状態にし、体脂肪をエネルギーに変える必要があります。

そしてカロリーの必要分をしっかりと確保する為に、たくさん食べても体脂肪に変わりにくいタンパク質の摂取を増やしましょう。

すると、筋肉を残しながら体脂肪を落としやすくなります。

また運動について言えば、筋肉を増やして基礎代謝を上げる筋トレが最適です。

筋トレを行うと脂肪燃焼体質になるので、お腹回りの脂肪が落ちやすくなります。

なお、有酸素運動を習慣化すると省エネ体質になりますから、お腹回りの脂肪は落ちにくくなります。

ですから有酸素運動は筋トレと並行する事をお勧めします。

筋トレで筋肉を増やすと、日常的にも運動を行っても体脂肪が燃えやすくなるのです。

参考記事はコチラ⇒なぜ、メタボ解消には有酸素運動より筋トレが有効なのか?

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(3)お腹回りを絞る!ボクシング選手の過酷な減量方法とは?

では、ボクシング選手は一体どのような方法で減量を行っているのでしょうか?

選手によって方法は異なりますが、大まかな流れは次の通りです。

減量は試合の約一か月前からスタート

一般的には試合の約一か月前から減量に入り、その間に約5~10kgの減量を行います。

ただ例外もあって、現役時代のガッツ石松は18kgの減量を行った事もあるそうです。

いずれにしても短期間でかなりの体重を落とす訳です。

体重を落とすと言ってもボクシングの選手は日頃からハードなトレーニングを行っていますから、既に身体はある程度まで絞れています。

ここから減量に入る訳ですから、普通の人がお腹回りの余分な脂肪を落とすダイエットとは訳が違います。

減量の初期は糖質制限

減量を始めると、まず御飯などの炭水化物を減らして高タンパク低カロリーの食事になります。

つまり糖質制限でエネルギーを不足状態にして脂肪を燃やす訳です。

これによって体重が大幅に減少を始めます。

減量の中期はカロリー制限

減量も中盤に差し掛かってくると体重が落ちにくくなってきます。

そこで今度は摂取カロリーを減らしていきます。

だだしビタミン、ミネラルは体調維持の為に必要です。

また、筋肉の質を落とさない為にアミノ酸の摂取も大事です。

減量の後期は水抜き

減量も後半になってくると、お腹回りの余分な脂肪は落ちる所まで落ちています。

ここから更に減量を行うには、体重の約60%を占めている水分を減らしていきます。

いわゆる水抜きと呼ばれる減量方法です。

これが始まると、ボクシング選手は練習中も水を飲む事が出来ず、喉の渇きはうがいで紛らわすようです。

計量の直前は水分を絞り出す

計量を直前に控え、数百グラムの体重がオーバーしている事はよくあります。

こうなると、後は身体から水分を絞り出すしかありません。

その為にサウナに入って汗を絞り出します。

あるいはカラカラ状態の口の中でガムを噛み、僅かに湧き出した唾液を吐き出す事もあるそうです。

以上のように、ボクシング選手の減量は正に地獄のような苦しみです。

まとめ

いかがでしょうか。ボクシングの減量は試合前の計量にパスする為の一時的なダイエットです。

ボクシング選手の主な減量方法は次の通りです。

  • ハードなトレーニング
  • 糖質制限
  • 極度のカロリー制限
  • 水抜き

こうした方法で短期間に体重は大幅に落ちますが、身体への負担が大きく計量後は必ずリバウンドします。

ですからボクサーの減量は、お腹回りの脂肪を減らす一般的なダイエットには適さないという事になります。

ダイエットはあくまでも長期的に、そして身体に無理のない方法で行いましょう。

おすすめ記事はコチラ⇒皮下脂肪を減らす運動と食事!成功するダイエット期間の定め方

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