激太りして、まるで別人のように変わってしまう人がいます。
体型は大きく崩れ、お腹回りにはつかみ切れない程の贅肉が付き…
これは必ずしも他人事ではありません。
更年期、ダイエットによるリバウンド、心的ストレスなど、激太りの原因は意外と身近にあるものです。
そこで今回は激太りの主な3つの原因と、その対策について話します。
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【目次】
(1)更年期の女性は激太りの可能性アリ!お腹回りのポッコリはメタボの兆候
- 更年期の女性が激太りしやすい理由
- エストロゲンの減少を抑える方法
(2)リバウンドでお腹回りが激太り!過度なダイエットに注意
- 極端なカロリー制限を行うと…
- リバウンドで、お腹回りが激太りする理由
- リバウンドで激太りしない方法とは?
(3)ストレスが激太りの原因に!過食による、お腹回りの増大に注意
- ストレスで激太り、そしてお腹回りが増大!
- コルチゾールとは何か?
- コルチゾールが激太りの原因になる理由
- 甘い食べ物が脳の快楽中枢を刺激
- ストレス太りを予防する方法
まとめ
(1)更年期の女性は激太りの可能性アリ!お腹回りのポッコリはメタボの兆候

内臓脂肪が増加すると、お腹回りはポッコリと膨らみます。
これは中高年に多く見られる、いわゆるメタボ特有の体型です。
一般的にメタボは男性に多く見られるのですが、女性も更年期になるとメタボ体質になるので激太りに注意です。
更年期の女性が激太りしやすい理由
その原因は女性ホルモンのエストロゲンの減少による体質の変化です。
エストロゲンは脂肪の代謝を高める働きがあり、内臓脂肪を分解してその増加を抑えます。
また、満腹ホルモンのレプチンの分泌を促すので、食べ過ぎを抑えてくれる働きもあります。
しかし更年期になりエストロゲンが減少し、その働きが弱まると内臓脂肪が溜まりやすくなります。
また満腹ホルモンのレプチンの分泌が減少し、逆に空腹ホルモンのグレリンが増加します。
すると今まで以上に食欲が湧いてくるのです。
これが更年期の女性がメタボ体質になり、特に内臓脂肪でお腹回りが激太りしやすくなる理由です。
エストロゲンの減少を抑える方法
そこでエストロゲンの減少を抑える事によってメタボ体質を改善し、激太りを防ぐ事が出来ます。
その方法が次の5つです。
①「食事で補給する」
大豆製品には植物性エストロゲンの一種であるイソフラボンが含まれています。
ですから、納豆、豆腐、おから、味噌、厚揚げ、豆腐などがお勧めです。
また、卵、アーモンド、モロヘイヤ、かぼちゃ、アボガドは女性ホルモンの生成を高めます。
②「過度なダイエットをしない」
極端な食事制限による栄養不足、あるいは激しい運動による身体の酷使はホルモンバランスを崩します。
するとエストロゲンの分泌が減少しますから、ダイエットは適度に行いましょう。
③「禁煙」
煙草を吸うとエストロゲンの生産が低下し、作られたエストロゲンの分解が早まる事が分かっています。
煙草は百害あって一利なしですから、出来るだけ禁煙を心掛けましょう。
④「十分な睡眠をとる」
睡眠不足になると脳の疲労が上手く回復しないので、正常なホルモンのコントロールが出来なくなります。
するとエストロゲンの分泌が減少しますから、睡眠時間はしっかりと確保しましょう。
⑤「身体を温める」
身体が冷えるとエストロゲンの分泌が低下するそうです。
ですから特に冷え性の女性は温かい服装で身体を冷やさないようにしましょう。
そして、入浴などでしっかりと身体を温めるとエストロゲンの分泌が高まります。
※参考記事はコチラ⇒女性のメタボは、更年期にお腹周りが大きくなる!その理由と対策
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(2)リバウンドでお腹回りが激太り!過度なダイエットに注意
激太りの主な原因は、過度なダイエットによるリバウンドだとも言われています。
では過度なダイエットが、なぜリバウンドを起こしやすいのかについて簡単に説明しておきましょう。
極端なカロリー制限を行うと…
食べなければ、その分だけ脂肪が落ちて痩せる思っている人は極端なカロリー制限に走ります。
こうして食べる量を減らしてしまえば確かに体重が落ちて痩せます。
ただし極端に食事を減らすダイエットを行うと、脂肪が落ちて痩せるのではなく筋肉が落ちて痩せ細るのです。
なぜなら十分な栄養が入って来なければ、脳は脂肪を燃やすよりもカロリー消費を減らして生き延びようと考えるからです。
その結果、脂肪ではなく消費カロリーの多い筋肉が減らされるのです。
これは飢餓状態で出来るだけ長く生きる為の身体の防衛反応です。
こうした極端なカロリー制限を行うと食欲が満たされないので、大抵の場合はストレスが溜まり長続きしません。
ですから、いずれどこかでストレスが爆発して元の食事に戻ります。
リバウンドで、お腹回りが激太りする理由
そして問題は、ここからです。
食事が元に戻れば、体型も同じ様に元に戻るだけなのでは?と思われがちですが、実はそうでは無いのです。
極端なカロリー制限で筋肉がやせ細った身体は基礎代謝が著しく低下しています。
つまり以前に比べて消費カロリーが極端に少ない省エネ体質になっている訳です。
この状態で以前と同じ様な食事をすると、当然の事ながら太りやすくなります。
こうした体質の変化こそがリバウンドで激太りし、すぐにお腹回りに余分な肉が付いてしまう理由なのです。
リバウンドで激太りしない方法とは?
ではリバウンドを防いで、お腹回りに余分な肉を付けない為にはどうすれば良いのか?
それは脂肪になりやすい糖質の摂取を控える事です。
糖質は糖分の他にも、ご飯、麺類、パンなどの主食と呼ばれる炭水化物にたくさん含まれています。
そして糖質を控えた分は、肉、魚、卵、大豆製品などのタンパク食品をしっかりと食べましょう。
タンパク質というのは体脂肪に変わりにくいので、ダイエットには最良の栄養源となるのです。
しかもタンパク質は筋肉を作る材料になりますから、痩せ細った筋肉を元に戻す為には特に必要となります。
それと同時に、筋トレのような負荷が強めの運動を行うと、細くなった筋肉が元に戻りやすくなります。
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(3)ストレスが激太りの原因に!過食による、お腹回りの増大に注意
ストレスで激太り、そしてお腹回りが増大!
激太りでお腹回りが増大する原因の一つにストレスがあります。
いわゆるストレス太りです。
現代人はストレス社会の中を生きていて、ストレスを発散する方法は人それぞれです。
例えばスポーツ、カラオケ、ショッピング…
そして食べる事によってストレスを発散させる人は少なくはなく、その傾向は男性よりも女性に多く見られるようです。
それが激太りにつながり、お腹回りが増大してしまう可能性もある訳です。
では、なぜストレスが溜まると人は無性に食べたくなるのか?
そのカギを握るのが、ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールです。
コルチゾールとは何か?
コルチゾールとは、簡単に言うとストレスに対抗する為の防衛ホルモンです。
ですからストレス社会を生きていく私たちにとっては必要不可欠なホルモンである訳です。
しかし長期に渡ってストレスを溜め込むと、コルチゾールの分泌が多くなり逆に悪影響が及びます。
なぜならコルチゾールは脳内のあらゆるホルモンの活動を低下させてしまうからです。
コルチゾールが激太りの原因になる理由
中でもセロトニンと呼ばれる脳内物質の減少は激太りの大きな要因になります。
セロトニンは精神安定剤のような役割があるのですが、これが減少すると満腹中枢の機能が低下します。
すると食べても満腹感が得られなくなりますから、どんどんと食べてしまう訳です。
この状態が長く続いてしまうと、やがて激太りしてお腹回りの脂肪が増大という事になります。
甘い食べ物が脳の快楽中枢を刺激
また、食べる事でストレスを発散する場合は甘い物が欲しくなる傾向がよくあります。
なぜなら砂糖は甘い麻薬とも呼ばれ、脳の快楽中枢を刺激するからです。
それが甘い物を食べた時に気分が満たされる理由です。
それ故に甘い物は中毒性がありますから、食べれば食べる程また欲しくなってしまうのです。
こうした糖質は脂肪に変わりやすいので、食べ過ぎると直ぐに激太りしてお腹回りが増大しますから要注意です。
ストレス太りを予防する方法
こにようにストレス太りはセロトニンの減少が大きな原因です。
そこでセロトニンを増やす4つの方法をご紹介しておきましょう。
①「食べ物でセロトニンを増やす」
セロトニンは体内で生成される物質ですから直接的に摂取する事は出来ません。
セロトニンはトリプトファンとビタミンB6を材料にして生成されます。
特にカツオ、大豆製品、バナナには、この2つの栄養素が含まれているのでお勧めです。
②「噛む」
セロトニンは噛む事によって増加する事が分かっています。
ですから日頃の食事で良く噛む習慣を身に付け、またガムを噛むのも良いでしょう。
③「腹式呼吸」
深呼吸はセロトニンを増加させ、腹式呼吸は更にその効果が高いと言われています。
腹式呼吸を行い、一定のリズムでたくさんの酸素を取り入れると身体が非常にリラックスします。
これがセロトニンの増加を促すのです。
④「朝の散歩」
太陽の光を浴びるとセロトニンが増すと言われており、特に朝日はその効果が高いそうです。
またリズミカルな運動もセロトニンの増加を促すと言われています。
ですから、この2つを組み合わせた朝の散歩はセロトニンを増やすのに非常に効果的という事になります。
まとめ
いかがでしょうか。激太りでお腹回りが増大する主な原因は次の3つです。
- 更年期の女性ホルモンの減少による体質の変化
- 過度なダイエットによるリバウンド
- ストレスによる過食
これらは私たちの身近に潜んでいる問題ですから、誰にでも起こり得る可能性があります。
もし、どれかに当てはまりそうな場合は、激太りしてお腹回りが増大する前に適切な対策をとりましょう。
※おすすめ記事はコチラ⇒皮下脂肪を減らす運動と食事!成功するダイエット期間の定め方
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