余分な肉が気になるのは、お腹回りだけではありません。
頬や顎に余分な肉が増えてくると顔のたるみの原因にもなり、見た目の印象を下げてしまいます。
あなたも、顔の余分な肉が気になる事はありませんか?
例えば、一時的に小顔になるならマッサージやツボ押しが効果的ですが、余分な肉を落とすならダイエットが必要です。
そこで今回は、顔を小さく引き締めて印象を上げる顔痩せの方法について解説したいと思います。
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【目次】
(1)顔の肉を落とす部分痩せは可能なのか?
- 顔の印象
- 皮下脂肪が付きやすい順番
- 脂肪細胞のレセプターの役割
(2)頬や顎の肉を落とす!顔痩せダイエットの方法
- 顔痩せの効果を高める運動
- 顔痩せの効果を高める食事
- 十分な水分補給で顔痩せの効果がアップ
- 二重顎は、枕が原因かも?
(3)むくみを落とす!小顔になるマッサージのやり方
- 顔の肉が気になるのは、むくみが原因かも?
- おでこや目の周りのマッサージ
- 頬や顎の肉のマッサージ
- むくみの原因とは?
(4)筋肉の凝りを解して顔を小さくするツボの押し方
- 筋肉を解すと小顔になる
- ①頬車(きょうしゃ)
- ②下関(げかん)
- ③下迎(だいげい)
(5)これで顔の印象がアップ!頬や顎の肉を引き締める方法
- 顔の印象は表情筋で決まる
- 顔の筋肉の鍛え方
まとめ
(1)顔の肉を落とす部分痩せは可能なのか?
顔の印象
あなたは、小顔になりたいですか?
顔の中でも、頬や顎の肉というのは見た目の印象を大きく左右します。
例えば、頬や顎が痩せてげっそりしていると、少なくとも健康的には見えません。
また、頬や顎に程よく肉が乗っていると、顔全体がふっくらとして健康的な印象が強くなります。
そして、頬や顎の肉が増えて顔がパンパンになってくると、昔とはまるでイメージが変わって別人のように見える事もあります。
では、こうした頬や顎の肉というのは、一体どれくらい付きやすいと思いますか?
皮下脂肪が付きやすい順番
皮下脂肪というのは、身体の部位によって付き方が変わってきます。
基本的には、身体の中心に向かうほど余分な肉が付きやすい傾向にあります。
ですから、大まかにいうと次の順序で贅肉が増えていく訳です。
「お尻」→「腹回り」→「顔・胸」→「太もも」→「二の腕・肩」→「前腕・ふくらはぎ」→「手首・足首」
ご覧の通り、頬や顎などの顔の肉はやや付きやすい部分という事になります。
こうして、皮下脂肪の増減が身体の部位によって違ってくるのは、
脂肪細胞に備わっているレセプター(受容体)の影響によるものです。
脂肪細胞のレセプターの役割
脂肪細胞のレセプターというのは、簡単に言うと脂肪の出し入れを決めている扉のようなものです。
そして身体の部位によって、脂肪を貯蔵するレセプターと放出するレセプターの割合が変わってくる訳です。
基本的には身体の中心に向かうほど、脂肪を貯蔵するレセプターの割合が多くなります。
逆に身体の末端に向かうほど、脂肪を放出するレセプターの割合が多くなります。
つまり皮下脂肪の増減というのは、このレセプターによって生理的にコントロールされている訳です。
ですから、頬や顎の余分な顔の肉だけを落とす、いわゆる部分痩せというのは難しいという事になります。
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(2)頬や顎の肉を落とす!小顔になるダイエットの方法
では、頬や顎の肉を落として小顔になるには、どんな方法があるのか?
それは効率の良いダイエットを行って、身体の末端から順番に余分な肉を落とすという事になります。
そして、頬や顎の余分な顔の肉が落ちてくるまでには少し時間を要するので、
小顔になるなら長期的なダイエットが必要です。
ダイエットの基本は適度な運動と食事の管理ですが、そのコツにつて簡単に話しておきたいと思います。
顔痩せの効果を高める運動
まず運動に関して言うと、筋トレをメインにして有酸素運動をサブで行えば、顔痩せの効果がグンと高まります。
まず、筋トレで筋肉を増やすと基礎代謝が上がりますから、消費カロリーが増加して脂肪燃焼体質になります。
また、筋トレを行うと脂肪の燃焼を促進する成長ホルモンやアドレナリンの分泌が増加します。
その上で有酸素運動を行えば、脂肪の燃焼効率がアップして頬や顎の肉も落ちやすくなり、より短期間で小顔になれる訳です。
なお、有酸素運動で贅肉を落とすには幾つかの留意点がありますので、詳しくはコチラの記事をご覧ください。
参考記事⇒お腹の肉を落とす有酸素運動の5つの鉄則!筋トレ効果で脂肪を燃焼
顔痩せの効果を高める食事
また食事に関して言うと、頬や顎などの余分な顔の肉を落とすなら低糖質で高タンパクな食事が有効です。
糖質というのは身体を動かすエネルギー源になりますが、
一度にストックが出来る量は1500キロカロリー程度でしかありません。
そして、過剰に摂取した分は中性脂肪となって余分な肉に変わるのです。
ですから、頬や顎の余分な肉を落として小顔になるには、まず余分な糖質の摂取を控える必要がある訳です。
その上で脂肪に変わりにくいタンパク質の摂取を増やせば、食べながら頬や顎の肉を落とす顔痩せの効果が高まります。
これは、いわゆる糖質制限と呼ばれ、非常にダイエット効果の高い食事方法です。
糖質制限で上手く頬や顎の肉を落として小顔になるコツについては、コチラをご覧ください。
参考記事⇒炭水化物ダイエットで、お腹回りが痩せる!酵母の力で糖質分解
十分な水分補給で顔痩せの効果がアップ
頬や顎の余分な肉を落とすには、常に体脂肪が燃えやすい状態をキープしておく必要があります。
その為には、十分な水分補給が有効となります。
なぜなら、体脂肪の燃焼には水分が必要不可欠だからです。
ですから、いくら顔痩せに効果のある運動や食事を取り入れたとしても、
身体の水分が不足していると体脂肪は上手く燃えない訳です。
ちなみに、頬や顎に余分な肉がなくて小顔の素敵なモデルさんは、1日に約2リットルの水を飲んでいるそうです。
二重あごは、枕が原因かも?
二重顎になる原因の一つは、余分な顎肉の増加です。
その場合は顔痩せダイエットを行って、まず余分な顎肉を落とす必要があります。
しかし、顎肉はそれほど多くはないのに、なぜか顎のラインのシワが気になる事はありませんか?
実は私自身もそうだったのですが、それは枕が原因だった事が分かりました。
もし枕が高ければ、寝ている間は常に顎を引いた状態になります。
すると顎のラインにシワが寄り、その状態が癖になって二重顎のようになってしまう訳です。
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(3)むくみを落とす!小顔になるマッサージのやり方
顔の贅肉が気になるのは、むくみが原因かも?
頬や顎の余分な肉が気になるのは、皮下脂肪の増加だけが原因ではありません。
例えば、むくみが原因で顔が腫れぼったくなる事がよくあります。
その場合は、マッサージで頬肉や顎肉のリンパの流れを良くしてむくみを落とすと良いでしょう。
これなら、顔痩せダイエットよりも小顔になるのは簡単です。
マッサージの基本は、リンパの流れに沿って近くのリンパ節に体液を集める事です。
では、具体的なマッサージのやり方を見ていきましょう。
おでこや目の周りのマッサージ
おでこや目の周りは、耳の付け根に向かって指先で優しくマッサージを行います。
耳の付け根には、耳下腺リンパ節があります。
そして、耳下腺リンパ節に流したリンパ液を、今度は首筋から鎖骨リンパ節へと流します。
鎖骨リンパ節というのは全身のリンパ液の執着点ですから、いわば老廃物の吐き出し口という事になります。
これが、顔の上部のむくみを落とす小顔マッサージのやり方です。
頬や顎の肉のマッサージ
鼻筋から頬にかけては、顎のラインに向かって指全体で優しくマッサージを行います。
顎のラインには、顎下リンパ節があります。
そして、顎下リンパ節に流したリンパ液を、今度は首筋から鎖骨リンパ節へと流します。
これが、顔の下部のむくみを落とす小顔マッサージのやり方です。
こうした、むくみを落とすマッサージは、顔痩せダイエットに比べると即効性があるのでおすすめです。
むくみの原因とは?
そもそも、頬や顎などに起こる顔のむくみの原因というのは主に次の3つです。
「塩分の摂り過ぎ」
私たちの体液は、塩分濃度が約0,9%に保たれています。
ですから、塩分を過剰に摂取すると身体に水分を溜め込んで塩分濃度を薄める必要がある訳です。
すると体内に水分が滞って、むくみが起こりやすくなるのです。
そこで、むくみを落とすなら身体の塩分濃度を平常に戻す必要があります。
その場合、カリウムを補給すると余分な塩分の排出効果が高まるので、
むくみで大きくなった顔が小顔に戻りやすくなります。
カリウムを多く含む食材は、昆布、ひじき、のり、ワカメなどの海藻類や、納豆、アボガド、ホウレン草などです。
「アルコールの飲み過ぎ」
お酒を飲み過ぎた次の日に、顔がむくんで腫れぼったくなった経験のある人もいると思います。
この場合は、できるだけ早く体内からアルコールを抜いて、むくみで大きくなった顔を小顔に戻す必要があります。
その為には、まず十分な水分補給を行うと良いでしょう。
なぜなら、アルコールが肝臓で分解される際には水分が必要不可欠だからです。
また、肝臓の機能を向上させるアラニンやグルタミンといったアミノ酸の補給も有効です。
アラニンを豊富に含む食べ物は、のり、あさり、シジミなどで、
グルタミンを多く含む食べ物は、大豆、昆布、チーズなどです。
「運動不足」
リンパというのは、筋肉の動きや身体の微量な振動に伴って流れて行きます。
ですから、運動不足になるとリンパの流れが悪くなります。
そこで、日常生活でこまめに身体を動かすだけでも、むくみを予防して小顔を保つには有効となります。
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(4)筋肉の凝りを解して顔を小さくするツボの押し方
筋肉を解すと小顔になる
筋肉が凝り固まると体液の循環が悪くなります。
すると老廃物が溜まりやすくなりますから、顔が大きくなる原因にもなります。
そこで、頬や顎などの筋肉を解すツボを押してやると、大きくなった顔を小顔に戻す効果が得られます。
特に頬から顎にかけての噛む筋肉が凝り固まると、エラが張った感じになるので顔が大きく見える事がよくあります。
こうした筋肉を解し、小顔の印象を高めるツボは主に次の3つです。
①頬車(きょうしゃ)
小顔に効く1つ目のツボは、顎のエラの少し上にある「頬車」です。
ちょうど、噛みしめると筋肉がグッと盛り上がる部分になります。
この頬車のツボを刺激すると、エラから頬骨にかけて伸びる筋肉が解れて小顔の効果が得られます。
②下関(げかん)
小顔に効く2つ目のツボは、頬骨の下にある「下関」です。
ちょうど、口を開けると膨らむ部分になります。
この下関のツボを刺激すると、頬の辺りの筋肉が解れて小顔の効果が得られます。
③大迎(だいげい)
小顔に効く3つ目のツボは、顎のラインの前側にある「大迎」です。
ここは動脈が通っているので、触ると脈拍を感じる事が出来ます。
この大迎のツボを刺激すると、エラから頬骨にかけて伸びる筋肉が解れて小顔の効果が得られます。
以上が頬から顎に伸びる噛む筋肉を解し、小顔になる効果を高めるツボの押し方です。
どのツボを刺激する場合も、リラックスして顎を緩め、響くポイントに中指を約5秒間グーッと押し当ててゆっくりと戻します。
こうしたツボ押しは、顔痩せダイエットで時間をかけて余分な肉を落とすよりも、
即効で小顔になる効果が得られるので非常におすすめです。
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(5)これで顔の印象がアップ!頬や顎の肉を引き締める方法
顔の印象は表情筋で変わる
顔の印象を上げる最後の方法は、表情筋と呼ばれる顔の筋肉を鍛える事です。
顔の筋肉が衰えると頬や顎のたるみの原因にもなり、見た目の若々しさが失われてしまいます。
そこで表情筋を鍛えると、顔全体が引き締まり小顔の印象を高める効果があります。
顔の筋肉の鍛え方
では、表情筋を鍛える簡単な方法をご紹介していきましょう。
「笑う」
顔の筋肉を鍛える最も簡単な方法は、とにかく笑う事です。
笑うと頬や顎、目の周りといった顔全体の筋肉がよく動きますから、自然に表情筋が刺激される訳です。
ですから、よく笑う人はほぼ例外なく若々しい顔をしています。
「よく噛んで食べる」
顎の筋肉は、噛む事によって最も良く鍛えられます。
ですから、食事の時に噛む回数を意識的に増やしてみる事で、顎のラインが引き締まってきます。
また、良く噛む事によって満腹中枢が刺激されるので、食べ過ぎが抑えられて顔痩せダイエットにも効果的です。
「顔の体操」
次のような方法で、顔の筋肉を意識的に動かしてみましょう。
・口を大きく開けて発声練習
・口を開けて、下あごを左右に動かす
・口を閉じて頬の肉を膨らませる
・少し強めに瞬きをする
・ニッコリと笑って頬の肉を引き上げる
以上のように、顔の筋肉は身体の筋肉を鍛えるよりも極めて簡単ですから、ぜひ日常生活の中で取り入れてみて下さい。
そして、顔痩せダイエットはマッサージやツボ押しと並行すれば、
小顔になる効果がグンと高まって顔の印象が大きく変わってくると思います。
まとめ
(1)部分的に頬や顎の余分な肉を落とすのは難しい。
(2)顔痩せダイエットに効果的なのは、低糖質で高タンパクな食事。
(3)筋トレをメインにして有酸素運動をサブで行うと、顔痩せダイエットの効果がアップ。
(4)むくみで大きくなった顔を短時間で小さくするなら、小顔マッサージが有効。
(5)ツボ押しで顔の筋肉の凝りを解すと、小顔になる効果がアップ。
(6)目元、頬、顎などの表情筋を鍛えると、顔全体が引き締まり小顔の印象が強くなる。
頬や顎の余分な肉はたるみの原因になりますから、日頃のちょっとしたケアで顔の印象を上げてみてはいかがでしょうか。
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